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ホワイト・クロウ 伝説のダンサー (2018)

THE WHITE CROW

監督
レイフ・ファインズ
  • みたいムービー 89
  • みたログ 227

3.77 / 評価:172件

レイフ・ファインズのこだわり

  • Shoko さん
  • 2020年11月1日 0時45分
  • 閲覧数 272
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ルドルフ・ヌレエフの半生を描く伝記映画ですから、バレエファンなら間違いなく興味をもたれることと思います。
監督のレイフ・ファインズさんのこだわりと思いますが、本物のダンサーがキャスティングされているので、ボディダブルではない、素晴らしいバレエがみられることも嬉しいです。
セルゲイ・ポルーニンも出演していています。

この映画には時間軸がみっつあって、子供時代と、名教師プーシキンとの師弟関係を描くレニングラードのバレエ学校時代、そして23歳でキーロフバレエの一員として初の海外公演でパリを訪れ、亡命へと繋がる1961年を、行ったり来たりします。
子供時代はわかるけれど、バレエ学校時代とパリ公演時の違いは少しわかりにくかったです。

出演者がそれぞれロシア語やフランス語などを話し、他の映画のように、英語のネイティブスピーカーが英語を他国のアクセントで話してそれらしくみせるような不自然さがないのは、特筆もの。プーシキンを演じたレイフさん自身もすべてロシア語で話していました。すごい。

それらの取り組みは評価されると思いますが、例えばヌレエフ役のオレグ・イヴェンコがパリで英語を話す時や、ガールフレンドでヌレエフの亡命を助けるフランス人のクララ役のアデル(「アデル、ブルーは熱い色」)の英語のセリフや演技がだんだん単調に感じられてきたのは残念です。
バレエダンサーたちが本職の役者ではないことも単調さの原因かも。

興味がある内容なのに、実は途中でうとうとしてしまって(不倫やゲイ関係など衝撃シーンなのに寝てた!)、後日、もう一度はじめからみたのですが、今度は時間の移り変わりは理解できたものの、やはり同じように感じました。

バレエシーンの撮影も、顔のクローズアップが多いことはレイフさんのこだわりと思いますが、もっともっとダンスを堪能させてくれる撮り方もあったかなぁと感じます。

さすがに空港での亡命の部分は緊張感にあふれ、このようなことがあったのか!ととても興味をもち、ヌレエフについてもっと調べてみたい気持ちになりました。
それが伝記映画の良いところですね!

総評としてはレイフ・ファインズさんのこだわりにあふれた意欲作ですが、映画としてはもう一息。でもヌレエフの映画であるということだけで、バレエ好きなら見るべき作品と思います。
三つ星半進呈です。

詳細評価

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