あらすじ・解説
14歳年上の作家ウィリー(ドミニク・ウェスト)と結婚したコレット(キーラ・ナイトレイ)は、芸術家が集うサロンに入り浸る生活を楽しんでいた。彼女に文才があると気付いたウィリーは、自身の小説「クロディーヌ」シリーズを代筆させる。シリーズはベストセラーとなり、二人は文壇を代表する夫婦になるが、コレットは浮気を繰り返す夫と、自分が「クロディーヌ」を書いたことが人々に認められないことに悩む。
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作品レビュー(30件)
- b
3.0点
この辺の時代ものってファッション、インテリアが楽しめるので好きです。 この時代の人達がどう考えるのか等も興味深い。 男女の問題は不変だな、実際はけっこう捌けてて今と変わらない。
- arl********
3.0点
普通に良かったが、なんか一味足りない感じ。
- tak
4.0点
フランスの作家にして、同性も含めた恋愛遍歴でも知られるシドニー・ガブリエル・コレット。性の解放者とも言われる彼女の半生を、芯のある気丈なヒロインが似合うキーラ・ナイトレイ主演で撮った秀作。後付けの知識でよいので、もう一つ知っておきたいのは、この映画がウエストモアランド監督と彼の同性パートナーである故リチャード・グラツァーの脚本によるものだということ。それを知って観ると、この映画が単に興味本位でコレットの人生を追って撮られた映画ではないと思える。ひとりの女性の成長と自立の物語には、自分自身であろうとすることに勇気をくれるメッセージがある。 ブルゴーニュ地方の田舎村で育ったコレットは歳の離れた夫に嫁ぐ。しかし度重なる夫の軽々しい行動に苦しむ日々。やがて夫はコレットの文才に気づき、学生時代の思い出を小説にした作品を書いてみることを勧める。最初はそれを評価しなかった彼だが、ビジネスが窮地に立ちその作品に手を入れて、夫のペンネーム"ウィリー"名義で出版すると社会現象になる大ヒットを記録する。夫との共同で書き続けた「クロディーヌ」のシリーズ。自分の作であることを主張し始めたコレットは、夫と衝突。やがて自分の表現の場を文筆以外にも求め始める。それでも彼女は内から湧き出る文章を、留めておくことはできなかった。 女流作家として売り出すことが叶わなかった時代なのかもしれない。だが、「天才作家の妻 40年目の真実」のグレン・クローズのように、身勝手な人物の影で才能に光が当たらないのはいつの時代もありうること。「コレット」の夫は、自ら創造することのないタイプのプロデューサーだ。妻の才能を認めながらも、彼女をあくまでビジネスの手段としか見ることができなかった愚かさが虚しい。映画後半、コレットが「クロディーヌ」シリーズについての思い入れを語る場面は、もはや決定的なすれ違い。キーラ・ナイトレイはこの映画でも多くの衣装を着こなしており、ファッションの変化がコレットの変貌と重なっていくのも見どころだ。 ガブリエル・コレットの代表作「Gigi」は後に舞台劇となり、あのオードリー・ヘプバーンが主役を務めることになる。その映画化はレスリー・キャロン主演の「恋の手ほどき」。観たことがないので、コレットの半生を知った上で観ると面白いかな。 ちなみに。1991年にガブリエル・コレットを主人公にした映画「コレット・水瓶座の女」が製作されている。こちらは同性愛の一面がやたらと取り上げられており、感動はこのウエストモアランド監督版には遠く及ばない。主役のマチルダ・メイはお気に入りの女優さんなのでちょっと残念。
- izq********
3.0点
ネタバレ同性愛仏女流作家の波乱人生
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ちーちゃん
4.0点
キーラ・ナイトレイはこういう役が本当に似合う。クラシカルな美人のせいだろうか。この時代に生きたコレットの生き様にとても惹かれた。
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