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彼女では至らず…
- mai***** さん
- 2019年6月22日 7時11分
- 閲覧数 441
- 役立ち度 2
- 総合評価
彼女は彼女なりに自由に生き、それに伴う苦痛も受け止めてきたこと。
それでもまだ彼女だけでは至らず
でも彼女もその力になったことは間違いない。
一人が自由に生き、それが二人になり…十人になり…という流れ。
彼女自身がその身を投じたわけではないけれど
彼女が生み出した作品が、世に拡散し、作り上げられたブームまでもが
醸成の一助になったのでしょう。
男女が社会の中で平等であること
自由に意見して良い
自由に生き方を選べる
そんな社会の流れを生み出した一人なんだろうと感じました。
別々の作品をクロスオーバー的に俯瞰してみた時
コレットの存在はきっと大きなものだったのだろうと感じます。
最近見た作品だけでも
『メアリーの総て』のメアリー・シェリーがいて、彼女が自分の意思が尊重されない生活の中での慟哭をフランケンシュタインにぶつけて…
それ以前に、メアリーの母親が『女性の権利の擁護』を書き記した方だという。
その流れの中にコレットがいて
それがやがて『未来を花束にして』で描かれるような女性の参政権への社会運動に繋がり、やがてそれが『ビリーブ 未来への大逆転』へバトンタッチされていく。
コレット自身が社会運動を指揮したわけではないし
そこにまで考えが及ばなかっただけなんだろう。
でも彼女もまた『男女が平等に在るべき』というバトンを受け取り
それを次の世代に渡した一人なんだろうと感じます。
作品を単体だけで感じるだけではなく
いくつもの作品と絡めて感じるとより味わい深いしより深くなる。
そんな作品の一つなのではないかと感じました。
2019年6月15日シネマテークたかさきで鑑賞
詳細評価
イメージワード
- 勇敢
- 知的
- 切ない
- かっこいい
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