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コレット (2018)

COLETTE

監督
ウォッシュ・ウェストモアランド
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3.37 / 評価:153件

ペンで社会に飛翔する

  • 一人旅 さん
  • 2020年2月8日 16時19分
  • 閲覧数 270
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ウォッシュ・ウェストモアランド監督作。

フランスを代表する女性作家:コレットの半生を描いた伝記ドラマ。

アカデミー作品賞『恋の手ほどき』(58)の原作者としても知られるフランスの女性作家:シドニー=ガブリエル・コレット(1873-1954)の半生を映画化した“伝記+女性映画”の佳作で、ヒロインのコレット役には英国人のキーラ・ナイトレイが起用されています。

1892年から1905年のフランスを舞台に、人気作家:ウィリーの妻であるヒロイン:コレットが、夫に依頼されて彼の新作小説の代筆を行い、やがて夫名義で出版された「クロディーヌ」シリーズは社会現象を巻き起こすほどに大ヒットするが―という物語で、実際に小説を執筆したヒロインが日陰の存在となり、一方の夫は妻の努力と才能のお陰で偽りの名声と富を得ていくという不均衡な夫婦関係の変容が焦点となります。

本作は、女性が男性によって精神的に支配されていた19世紀末から20世紀初頭にかけてのフランスを舞台にした作品であり、社会の常識に挑んだコレットの勇敢な生き様に“女性の男性からの自立と社会進出”を象徴させています。女性は男性に付き従うべき存在で、女性が男性を差し置いて社会の表舞台で活躍することが許されなかった男尊女卑の時代において、作家としての才能を開花させていくコレットの、保守的な夫による支配からの脱却と社会という表舞台への初飛翔までの道のりを丹念に描き出しています。また、浮気性の夫との愛情の揺らぎやコレット自身の同性愛嗜好といった知られざる素性と私生活も一部エロティックに描かれていますし、小説「クロディーヌ」から生まれた数々の派生商品(石鹸等)が当時のフランス人女性達の間で大流行していたことも興味深く映し出されています。

主演のキーラ・ナイトレイが芯の通ったヒロイン:コレットを(もちろん仏語ではなくイギリス英語で)好演していますし、彼女を自分の型に嵌め込もうとする“だめんず夫”を妙演したドミニク・ウェストと好対照を成しています。

詳細評価

物語
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音楽

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