レビュー一覧に戻る
二ノ国
2019年8月23日公開

二ノ国

1062019年8月23日公開

chi********

1.0

ネタバレ惜しい

好きな人の命を救うためなら、殺人を犯すことができるか? そういう問いかけをしていて、メインテーマは良いと思った。 が、ヒロインの声と、シナリオの悪さで白けてしまい、 物語に感情移入できず、とても惜しいと思った。 脚本と、ヒロインの声優が良ければ、名作になったと思う。 シナリオの悪さを一言で言えば、 ご都合主義的な、ありえないことが頻発すること。 一番気になったのは、 好きな人の命を救うためなら、殺人を犯せる派の「ハル」が、 否定派だが親友の「ユウ」の言うことより、 明らかに悪人である謎の騎士?に 二ノ国の姫(ヴェルサ)を殺せば、サキの命を救えると言われて そちらを信用して、敵対してしまうこと。 二ノ国は、ここ、現実(一ノ国)とリンクしており、 二ノ国の誰かが死ぬと、対応する一ノ国の誰かが死ぬということ。 また、リンクしている人同志は、容姿や嗜好が似ていること。 サキに、容姿も嗜好も似ているヴェルサを殺せば、 サキが助かると言う方を信用するはずがなかろう。 姫の呪いを解こうとして、逆に殺された3人の呪術医師、 そっくりの3人が、現実でも、交通事故に巻き込まれて 死亡しているのに。 もし、親友の言う通りなら、自分の手でサキを殺すことになるのに。 ああ、最期は、2人で協力して強敵を撃破エンドとしたいがために ここでは、2人を敵対させたいだけなのだろうな。と。 呆れていたら、その通りの結末。。。 その間、ヒロインの棒読みで、現実に引き戻され続ける。 ある意味、声優さんの偉大さが分かる映画。 大人の事情なのだろうけど、 主要キャストに、プロの声優を起用しない時点で、 そんな監督の映画は、観る、こちら側が、 期待し過ぎない必要があるのかもしれない。 二番目に気になったのは、 最終盤、ハルが覚醒し、ユウの真実に気づき説明してくれる点。 他にも、通り魔に刺されたことが、なかったことになったり、 癌と発覚したかと思えば、あっと言うまに危篤になり 手術が成功したから、もう大丈夫? 訳の分からないチカラで、影響しあっているから 現実には起きないことが起きても許されるよね?感が半端ない。 支離滅裂と感じてしまう原因。 もう少し、現実で起きても不思議ではないような 「危機」にすれば、良かったのでは? それこそ、交通事故で頭を打ち、目が覚めない。とか。 であれば、ある日、突然、意識を取り戻しても、ありえなくはない。 利口キャラはユウの方だし、ユウ自身のことなんだから、 ユウ自身に、ユウの真実を語らせれば、 ここまで違和感を感じないだろうし そもそも、盛り上げようとして、ハルを敵対させるから、 ハルがおバカに見えているだけなので、ずっと共闘させ、 終始、仲の良さをアピールした方が、ユウの真実にも真実味が湧くし ハルに気づかせても違和感がなくなる。 ユウとハルが敵対すること自体、おかしいでしょう。 ユウの正体がハルの推察通りだったとすれば。 メインテーマは良いだけに、本当に惜しい。

閲覧数2,327