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アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 (2017)

TUNTEMATON SOTILAS/UNKNOWN SOLDIER

監督
アク・ロウヒミエス
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3.68 / 評価:104件

フィンランドは「枢軸国」側だった

  • cha***** さん
  • 2020年9月18日 12時23分
  • 閲覧数 419
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

【2019年6月に武蔵野館で鑑賞】 フィンランドは、第二次大戦中の1941年から1944年にかけて、領土奪還のためにソ連と戦いました。この映画はその戦争を兵士達の視点から描いたものですが、単なる愛国映画ではなく、ソ連と対抗するためにナチスドイツと協力したという「汚点」も包み隠さず描いています。つまり、フィンランドは「枢軸国」側だったのです。

ただし、領土回復以上の野心はなかったこと、またソ連と早めに講和を結んだ等の事情から、第二次大戦終結後の国際社会からの風当たりはそれほど強いものではなく、終戦後7年目の1952年にはヘルシンキ五輪を開催しました。一方、スターリン率いるソ連(一応、連合国側とはいえ)に、西側諸国は脅威を感じており、小国ながらソ連と戦ったフィンランドに同情が集まったわけです。

しかし兵士達やその家族の払った犠牲は大きく、この映画も虚しさだけが残る結末です。わが日本でも、「北方領土奪還のために戦争が必要では?」なんて言う輩は、この映画を観るべし。

【追記】戦前から続いてきたヨーロッパ各国の対立や協調の構図は、第二次大戦という大海に流れ込み、ナチスドイツに敵対した側と、協力した側に分かれました。まるで、試薬を満たした容器にヨーロッパの地図を浸したら、赤白がはっきり分かれたみたいに。こうなった背景は、それだけドイツが強力だったということで、多くの国がその力を借りて、自国の問題を解決しようとしたのでしょうね。

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