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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー (2019)

DRAGON QUEST YOUR STORY

監督
八木竜一
花房真
  • みたいムービー 1,972
  • みたログ 6,064

2.55 / 評価:5364件

踏みにじられた「君たちの物語」

  • ポンコツ さん
  • 2021年10月7日 6時31分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

物語の梗概は敢えて後述。
原作プレイ済み。
フローラを選んだ後のビアンカが、あみんの名曲『待つわ』の様に思えてならないので、以来フローラ派。

監督の意図するところは、作中のウイルス開発者の様なドラクエ(と言うかゲーム全般)否定派に対する「みんなそれぞれに思い出や思い入れがあるんだよ」という回答なのだろう。故にサブタイトルが「君たちの物語」なのだろう。多分。きっと。

しかし、それをあくまでもドラクエを通じて観客に伝えたいならば、最初からこの作品はP・K・ディック『追憶売ります』、あるいは寺沢武一『コブラ』1話のトリップ・ムービーの様な手法だと開示してしまえばよかったのだ。

何故に映画の冒頭が実際のゲーム画面なのか、やたらに勇者が(古語を使えば)C調なのか、あの「じこあんじ」は何なのか。

確かに、後で繋がりはする。
でも、その解答と引き換えにして失ったものが余りにも大き過ぎる。
開示方法が、あのタイミング…。
思い出や思い入れを抱いた作品の完全映画化に期待していた(特に公開初日の)観客から非難囂々になるのは当然かと。

ただ、個人的にはそこまでは許せた。
駄目だったのはその直後の展開の方で。

ワクチンが常に監視していた?
いやいや、それならとっとと自分で対処しろよ。自在に動けるんだし。何で勇者=ゲームの客に処置させるのよ。
それに、脳に干渉すると思しきシステムのゲームがウイルスに汚染されて、プレイヤーは無事でいられるの?新トワイライト・ゾーン『夢売ります』の様にゲームの世界から出れなくなるのでは?

あと、いくら思い出や思い入れがあっても、ドラクエをしている時は勇者になれたと感情移入したとしても、ゲームを「もう1つの現実」と言い切ってしまうのは如何かと。それだと、まるで佐藤健演ずるプレイヤーがゲームで現実逃避しているみたいじゃない。

という訳で。

ドラクエ好きの青年が体験型ドラクエの中でウイルスを処理する、見せ方を完全に失敗した物語。

この見せ方では、星1つ。
もちろんオススメなど出来ない。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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