刺さった
- enk***** さん
- 2019年6月10日 4時01分
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彼らと同い年だからだろうか、自分には刺さった。
思春期に初めて携帯を手にした世代だ。
しばらく誰からも連絡がこないだけで不安になる。常に誰かに急かされているような気がして、何度もメールセンターに問い合わせした。
学生時代のそんな気持ちの延長線上に、彼らの犯行があるような気がして、他人事と思えなかった。
(今、日本にもバカッターや問題YouTuberがいる。側から見ればどんなにバカに見えても、若者には多少なりともその危うさがあるのだと思う。そしてそれは、情報のスピードが速くなればなるほど、加速しやすい気がする)
この映画では、特別になれなかった若者たちを、
淡々と、喜劇にも悲劇にもならないよう、絶妙なバランスで描く。
映画化されて尚、特別になることを許されない彼らに、
胸が苦しくなった。
詳細評価
イメージワード
- 泣ける
- 不思議
- 絶望的
- 切ない
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