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上映中

蜜蜂と遠雷 (2019)

監督
石川慶
  • みたいムービー 640
  • みたログ 1,491

3.57 / 評価:1,206件

原作と松岡の魅力を引き出せていない?

  • UrbanDockGoer さん
  • 2019年10月10日 4時49分
  • 閲覧数 801
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

大作ではないが、松岡茉優と松坂桃李出演ということで、結構見応えのある作品になるのかと期待。さらに、すずサポーターの俺としては以前から知っている新人鈴鹿央士にもちょっと興味が有った。


【物語】
優勝者が後に有名なコンクールで優勝するというジンクスで注目される芳ヶ江国際ピアノコンクールに挑む4人のピアニスト。 7年ピアノから遠さがっていた亜夜(松岡茉優)、年齢制限ギリギリのサラリーマンピアニスト明石(松坂桃李)、優勝候補のマサル・カルロス(森崎ウィン)、巨匠ピアニストの推薦出場の謎めいた少年風間塵(鈴鹿央士)。 1次予選、2次予選、そして本選に臨む彼らの思いと戦いを描く



【感想】
原作は読んでいないが、直木賞と本屋大賞をダブル受賞ということなので玄人筋にも評価され、一般素人にも面白い小説であったと想像する。
が、どうでしょう? 
その推定が正しいとすれば、映画化があまり上手く行ったとは思えない。 

どこが面白いのか?
例えば4人のピアニストの置かれた境遇、性格、価値観の違い? 
確かにそういう設定は悪くないし、話のネタにはなっていた。 でも、なあ・・・

中でも主人公、亜夜の心の闇、葛藤、そしてそれを乗り越える過程が作品の中心だったはずだが、今ひとつ心に響かなかった。

音楽映画なので、(吹替音楽家が奏でる)
「曲を聞いてるだけでも心地良い」
になって良いのだけど、それも・・・


どれも、全然ダメということではないが、今ひとつ心に響かなかった。

例えば、亜夜のケース、ピアノを教わった母親の死によって天才少女はピアノから遠ざかり、再起する展開。 考えれば広瀬すずと山崎賢人で映画化された“4月の君の嘘”とそっくり。 ソックリなのをとやかく言いたいのではなく、“4月は君の嘘”の方が映画としてある意味幼稚だが、あれの方がよっぽど楽しめた(全面的に称賛する気もないが楽しめる部分が存在した)

なんで、本作があまり楽しめなかったか考えると、主演松岡の魅力が引き出せていないことがまず挙げられる。 俺が観た作品の中では、“ちはやふる”、“勝手にふるえてろ”などでは個性あふれるキャラを魅力的に、かつ引き込まれる演技を見せてくれた。 一方、TVドラマで見掛けたとき、「魅力ないな」と思ったこともあり、松岡の場合は魅力を出せる場合と出せない場合がはっきり分かれるようだ。 多分、個性的キャラは得意だが、普通のキャラではあまり光らないのだと思う。 脇役ならさほど影響しないが、主役が魅力的でないと、作品としては致命的。


音楽に関しても、(俺はクラシックに全く疎いが)“4月は君の嘘”の方が素直に楽しめた。こちらは何が違うのか良く分からないが、素人に楽しませる仕掛けが何か足りなかったのでは?



最後に鈴鹿央士に触れると、本作では得体の知れない幼いピアニストという役にはハマっていたと思う。幼さの中に、ユニークな魅力もあるようにも思えた。ただ、違う役ではどんな顔を見せるのか、今後に注目。



主要キャラを演じる4人のファンなら観てもいい
という感じ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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