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上映中

タロウのバカ (2019)

監督
大森立嗣
  • みたいムービー 91
  • みたログ 110

2.71 / 評価:84件

障がい者については

  • hkt***** さん
  • 2019年9月19日 22時21分
  • 閲覧数 531
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

賛否両論を覚悟して過激な映画を作る勇気があると思った。


障がい者を扱っている点で物議を醸している。
障がい者や家族がそれを見たときにどう感じるか、
作り手は考えることを避けてはならないと言う意見がある。
それは書くまでのこともないと思う。なぜなら、健常者も障がい者も平等に映画を見る権利があるから。どちらか一方だけが楽しめるものを作品と呼んで良いのか。自己批評を重ねる必要がある。しかし、それを健常者が議論するのは説得力がない。机上の空論だ。



大森立嗣監督は、公式サイトの中でそれについてこう語っている。

意味に当てはまらない人や物をどう見ていいのか僕たちはわからないし、怖い。 するとこんなことが起きる。相模原の障がい者施設で19人が殺された。犯人は障がい者に生きている意味がないと言った。生産性がないからだ。彼は障がい者に意味を見出そうとした。だができなかった。 世界で同時多発的に起きている移民問題や右傾化も同じなのだろう。ナチスは否定しているのに。


おそらく、この映画で描かれている障がい者というのは相模原の殺人犯のように生産性のないものとして見ている人たちのフィルターを通して描かれたものだろう。そこに、意味に当てはまらない人や物をどう見ていいのかわからなくて怖い、という監督の視点が混ざっているような。
本当に全てを意味だけで片付けて良いの、という疑問を呈している。
意味ばかりを追い求めすぎると、結局みんな死を選んでしまうかもしれない。

しかし、一方で、多視点からものを捉える行為が欠落していることが否めない。健常者から見た障がい者は描かれているけど、その逆はどうなんだろう、さらに周囲を取り巻く人たちから見たらどう映るのか。視点の切り替え、フィードバックがないために、物語が一方向に投げかけられミッドポイントで放物線の原点を描かないまま、低い位置でストンと落ちてしまったような印象。残念だ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • パニック
  • 恐怖
  • 絶望的
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