狂気に自覚無し。若者は闇の中へ・・・
- rat***** さん
- 2019年11月4日 19時49分
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- 総合評価
本日は男性サービスデイということで、ちょっと興味のあった本作品を見に行ったんですが・・・。菅田将暉効果でしょうか、女性客でいっぱいでした。
でも、この作品の内容からして大丈夫かな、と思ってたら案の定、途中退室者が何名かいました。
「ハードロマンチッカー」とか「ディストラクション・ベイビーズ」みたいな感じかと思ってたんですが、なんか、この作品ハードでした。
三人が素晴らしいんだと思います。如何にも少年という感じがヒシヒシと伝わってきて、幼さゆえの暴走って感じが切なかったです。エージもスギオも十代にしか見えませんでした。そこにタロウのハチャメチャさがマッチしてホンッとスゴかったです。
多くのレビュアーが語るとおり、この作品、不快以外の何物でもありません。
自分は映画に非現実を求めてますから、ホラーとかSFが大好きで、同じように自分の周りには存在しない暴力、犯罪ものも好きなんです。
でも、これは素直に楽しめませんでした。リアルすぎるんです。フィクションとしてのエンターテイメント性がない。
エージ、スギオ、タロウが、リアルすぎたのが自分にとっては仇になったようです。
暴力シーンも多かったですが、思ったほどドぎつくなかったです。でも、それがかえってリアルだったりして・・・
自分にしては珍しく睡魔にも襲われず、結構、魅入っちゃいましたが、好きになれない一本でした。
誰一人、光の見えない登場人物でした。勿論、感情移入なんて出来る人はいません。ただ、スギオの恋は切なかった。好きだから一緒にいられない。若さゆえの苦悩かな。
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- 絶望的
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