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初恋ロスタイム
2019年9月20日公開

初恋ロスタイム

1042019年9月20日公開

たーちゃん

2.0

ネタバレあなたはわたしの初恋です

突然時が止まってしまって、自分以外の動きが全て動かなくなってしまったら。 そんな時に出会う少女。彼女だけは自分同様、その時間の中でも動けて普通に話す事もできます。 そのうちに毎日12時15分になるとこの現象が起きて、この時間になると彼は少女を探すようになり、そのうちに二人は恋に落ちます。しかし、彼女には難病にかかっていて、余命も限られているようでした。 この少年相葉孝司役を板垣瑞生、少女の篠宮時音役を吉柳咲良さんが演じています。 この異常な空間での出会いと恋愛なので、もしかしたら時音はすでに死んでいて、この誰もが止まっている瞬間でないと生きていない人物なのかと思っていました。 かと思えば医者の浅見一生(竹内涼真)は孝司の成長したあとで、奥さんの浅見晴香(石橋杏奈)が時音の成長した後、もしくは何かがあって生まれ変わりみたいな感じなのかと思って見てました。それは最初孝司は医学部志望だったのに志望校を変更しようとしているのに時音のアドバイスで医学部にまたもとに戻したり、晴香がスケッチブックに絵を描いているスケッチブックが時音の使っているものと同じだなと思ったりしたからです。 でもそれは違って、時音の主治医が浅見だったんですね。 意外性の面白さはありましたが、そこからは何だか底の浅い「お話」に見えてしまいました。 この話、時間が止まったのはどうしてなんでしょ? 時音が生体肝移植が出来ないと知らされた時間が12時15分という表現はありますけど、これもムリムリですよね。じゃ、逆に孝司くんにこの状況が起きたのは何で?と思ってしまいました。 ただ病気で学校に行けてない時音が学校の制服で登場させたいという事だけだとしたら、そんな必要もなかったかなとも思うのです。 例えば最後の方で時音が死んでしまうかもしれないという時に、この現象がおきて助かるなどの表現があるのなら、必要かとも思うのですが、途中からこの時間が止まると言う現象がなくても、孝司と時音が会えるようになると必要のない現象になってしまっていて、ただふつうの難病ものになっていました。あまり非現実的な現象を入れないで表現できるようなら、それは使わない方が良いと思います。 浅見と晴香にも時間が止まった事があり、そこでも肝臓移植が適合した二人だったという偶然があり、浅見はきっと孝司と時音も適合するのではないかと、非科学的な事を言ったりしますが、これもムリムリな設定です。 きちんとウイルソン病での食べられないものでの、孝司の作った弁当の料理での反応などを描いた方が難病ものとしてよかったのではないかと思います。 時が止まっているからと時音が少女時代に埋めたタイムカプセルを、もう住居が立っている土地をその時間が止まっている間に毎日通って掘り出すシーンがあります。 いくら時がとまっているからといって自分の庭が毎日掘り起こされて、不思議に思わない住人というのは何なのでしょう。 そこに埋まっていた箱の中には時音が幼い頃に夢見ていた事が詰まっていました。それを見せる事によって、時音が死ではなく将来を夢見られるようにと孝司。二人の将来を語り、孝司は時音に結婚の申し込みをします。 生体肝移植は親族ではなくてはいけないという事もあり、孝司は肝移植をするためにも結婚が必要だと親を説得します。 いいシーンなのですが、泣けないのは何故でしょう。 二人が結婚する事になって、病院での結婚式のシーンなどはお互いの両親がこの若い二人の結婚をすんなり認めたり、結婚式前に倒れたり、それを孝司が時音に肝臓を移植する事で助かって、ハッピーエンド。 海岸での明るいキス。 何だか安易すぎて、鳥肌が立ちました。 えっ、これでいいのですか?

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