ここから本文です

シネマ歌舞伎 女殺油地獄(幸四郎) (2019)

  • みたいムービー 8
  • みたログ 14

4.38 / 評価:8件

お吉がお吉そのもの

  • tal******** さん
  • 2019年11月13日 14時28分
  • 閲覧数 374
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

めちゃくちゃ良かった。


私は近松門左衛門が好きで原作は何度も読んだのだが、原作をうまくはしょって、長すぎず且つ登場人物の心の動きがよく分かるような脚本になっている。


シネマ歌舞伎なので、客席からは見えにくい部分(与兵衛が刀を隠し持っている背中など)が見れたり、場面によってアップになったので分かりやすかった。
後半のシリアスな場面で浄瑠璃を被せてきたのも良かった。激しい浄瑠璃でスピード感が増し、ハラハラさせられた。


俳優さん達の演技がまた素晴らしい。

与兵衛は大金を浪費しているのに当初は深刻さがなく子供っぽい。それが金策に窮して豊嶋屋を訪れる場面では、身勝手ながらも必死になり、やがてそれが狂気に変わる。
松本幸四郎は上手いと思った。

それ以上に凄かったのがお吉役の市川猿之介。
最初出てきた時、えっこの人が27歳の役なの?と思ったが、台詞一つ一つに真実味があり、もうお吉そのもの。
与兵衛の両親がやって来て喋っているのを、横で聞いててうなずいているだけなのに、両親に共感して一緒に与兵衛の行き先を案じているなって分かるし。

公開中にもう一度見たい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ