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ライオン・キング (2019)

THE LION KING

監督
ジョン・ファヴロー
  • みたいムービー 1,420
  • みたログ 5,704

3.84 / 評価:4051件

写実性の弱点

  • nen***** さん
  • 2020年7月25日 14時17分
  • 閲覧数 759
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

アニメ版がとにかく好きで、何度観ても感動します。
本作も期待して観たのですが、結論、どちらも未視聴の方にはアニメ版を勧めたいなと思いました。

【良かった点】
・オープニングがすごい。1シーン1シーン、アニメ版を忠実に再現していて感動しました。泣いた。
・実写としか思えないほどのCG技術。特にヌーの暴走シーンなど、実写化に向いている場面は迫力があって良かったです。
・ほとんどの吹き替え声優が芸能人起用でしたが、結構気にならなかった。みんな歌も上手い。特に子役2人については、よくここまでアニメ版と同じ声質のキャスティングができたなと感心しました。

【悪かった点】
・写実的にしたことで劣化に感じるシーンがとにかく多い。アニメ版では動物たちが生き生きと演技していたのに対し、本作ではリアルな動物がすると不自然な動きは全て写実的に改変or端折られているのでどうしても物足りない。
・アニメ版のミュージカルシーンは夢想的で現実離れした表現も多く、それが美しかったんですが、本作では全てナショナルジオグラフィックのような写実的な映像に差し代わっていて、薄味になってしまった印象。
・江口洋介さんだけはミスキャスト。かなりスカーのイメージから遠い…。これならやっぱり本職声優を起用しようよ。
・ハイエナのトリオを女帝&子分2匹みたいに改変した理由がよくわからない…。あのトリオの掛け合い好きだったのに。他にも意図不明な改変が多数。意味あるものは歓迎ですが。

それと、
ムファサの幻が「過去を忘れるな、自分を思い出せ」と語るのに対し、ティモンとプンバァは「過ぎ去ったことは忘れて自由に生きよう」と語るわけですが、
一見正反対のことを言ってるものの、ハクナ・マタタの精神は傷心の幼いシンバには救いにもなったわけでどちらもあながち間違いじゃない、どちらも良いこと言ってたんです。
それが本作では、ティモンとプンバァはサークル・オブ・ライフを否定して「命は一直線だ、終わったらそこでおしまい」と言い、あまつさえ後から「あれは間違いだった」と言います。
この改変、いる???
小さいことだけど大事なことなので気になりました。

長くなりましたが、
感動したところも沢山あったし観て良かったのですが、「ライオン・キング」って実写化に向かない作品だったんだなと思わされました。
「美女と野獣」や「アラジン」と比べて、実写(CG)動物だとオーバーな演技はできないし、ジーニーやポット夫人たちみたいな魔法的な表現も無いものね。
やっぱり、
ハイエナがトゲの茂みに落ちて「サボテンおばけ」と笑い合い、ティモン&プンバァが「食べてごらん肉の塊」とフラダンスを踊り、ラフィキじいさんはカンフーファイトをする、アニメ版の方が好きです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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