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ワイルドライフ (2018)

WILDLIFE

監督
ポール・ダノ
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  • みたログ 119

3.51 / 評価:80件

家族の絆は永遠に続くのか?

  • MGFM さん
  • 2019年7月29日 2時29分
  • 閲覧数 226
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

息子を通して家族が描かれる映画。
この息子が、素直で純真で拗ねてない。
ここがこの映画の救いかも。
本当にできた息子だ。

父は、誠実で真面目に働いていたが、上司に理解されず解雇されてしまう。
後日、会社から復職して欲しいと連絡が来たが、復職はプライドが許さない。
「解雇されたのは上司に理解がなかっただけ。自分はやつらが思っているより仕事ができる。」父はそう思っているが、思ったように仕事が探せない。

妻から一時しのぎで近所のスーパーにレジ打ちの仕事があると言われるが、そんなところで働けば近所から何を言われるかわからないし、プライドもある。
そこで、山火事の消防士になることにする。仕事は山火事の現場で、初雪が降るまで家を留守にしなければいけない。

しばらく家族から離れたかったのだろうか。それとも、それが今彼に残された仕事だったのだろうか。

彼には最後の選択肢だったのかもしれないが、妻にはその選択が理解できない。
近所で仕事を探せばいいのに、なぜ死の危険がある消防士の仕事に就くのか。今までなんども引っ越しを繰り返している夫が、家族から逃げるためか、他に女がいるから家を離れるんだと思ってしまう。

二人は、すれ違っていってしまう。

夫は、今経済的に困難だったとしても、いずれは自分が稼ぎ家族を養っていけると思っている。
妻は、夫より現実的に考え、不安定な夫にフラストレーションが溜まる。
そして、仕事とはいえ夫のいない寂しさに耐えることができない。
また、その寂しさに夫は気付くことがなかった。

息子は両親の関係が壊れていくのを目の当たりにする。
だが、過ちを犯しても、離れ離れになったとしても、息子にとっては二人は親であることに変わりはない。
壊れてしまった関係は、昔のように戻ることはないかもしれないが、息子はそれでもなお、今の家族の形を探そうとしている。

息子にとっては、この三人はずっと家族。
そのことを象徴するようなラストシーンに、希望を感じる。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
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