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ワイルドライフ (2018)

WILDLIFE

監督
ポール・ダノ
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3.48 / 評価:103件

個性派ポール・ダノの第1回監督作品

  • 一人旅 さん
  • 2020年1月13日 16時12分
  • 閲覧数 302
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ポール・ダノ監督作。

1960年代を舞台に、カナダとの国境近くの田舎町に越してきた3人家族の崩壊を見つめたドラマ。

ピューリッツァー賞を受賞した米国人作家:リチャード・フォードによる同名小説の映画化で、本映画は『リトル・ミス・サンシャイン』(06)で注目を浴びた個性派俳優:ポール・ダノの第1回監督作品です。

1960年代、カナダとの国境近くのモンタナ州を舞台にした家庭崩壊ドラマで、失業中の父親が山火事を消火する仕事で長期に亘って留守にしている間、自宅に残された母親が父親以外の中年男性と関係を結んでいく様子とその後家族が辿る行く末を、夫婦の一人息子である14歳の少年の視点により見つめています。

現実から目を背けている父親への愛情が薄れていった母親の、孤独と愛の渇望に伴う家族への裏切り行為と、それを最も近い位置から見つめる一人息子の複雑な心境と両親の絆を繋ぎ止めるための精一杯の努力を繊細に提示した家族ドラマで、平穏だった家族の関係が修復困難な程度にまで変容していく様子を静謐に映し出しています。また、象徴的に捉えられる“火”と荘厳な自然風景が、本能と感情に基づいて静かに崩壊を迎えていく核家族の野性への回帰を表しています。

浮気に走る哀しみの母親を演じたキャリー・マリガンと、彼女の反対を押し切って燃える森林に入っていく父親を演じたジェイク・ギレンホールの力演が素晴らしいですし、母親と父親の狭間で揺れる一人息子を演じた新鋭:エド・オクセンボールドによる繊細な表現も卓抜しています。

蛇足)
自分の浮気現場を息子に見せるなんて良識が無さ過ぎると思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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