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フラグタイム
2019年11月22日公開

フラグタイム

FRAGTIME

592019年11月22日公開

nai********

3.0

「好き」が見えない。

少女たちの幼い恥じらいや同性への憧れが恋心へと変わる戸惑い等々を期待して観に行きましたが、ハズレでした。ここからはネタバレです。 3分間だけ時間が止められる美鈴。→憧れと好奇心からつい遥の下着を覗く→時間静止も利かないし、動じない遥に翻弄されるが→あまりの投げやりで奔放な遥の行動に疑問を抱き、話し合いたいと家庭訪問→実は知って欲しかった気持ちも織り込み済みで遥は結構心病んでる(「やがて君になる」の燈子に似てる?)ことをさらけ出す→美鈴は遥の捻れた心を理解→同時に美鈴の能力は遥が呼び起こしていることも判明→振り回されてばかりだった美鈴が遥に体当たり(ここ見どころ)→理解者である美鈴からの「からっぽではない」という叫びに、実存している自己を認め受容する遥→互いに心を解放→百合エンド。 映画の日ということもあって割と観客多かったです。中高年の比率が高かったような。で、皆さんはこの映画に何を期待したのでしょうか?「同性の下着を覗いてしまう」かつ「相手がそれに気付いている」という予告編で私の羞恥心は鷲掴みされ、「心をくすぐられるような展開」を期待して鑑賞したのですが、残念ながら、美鈴の取った破廉恥な衝動の入り口は「好奇心」程度。また、されても動じず受け入れてしまう遥の心は「自暴自棄」ってな具合で、相手の存在をたまらなく欲してしまう「大好き」が不足していたので、百合じゃなくてもよかったのかな?ちょっと残念でした。きっかけは美鈴でしたが、内容は美鈴が遥をヒーリングする物語で、「やがて君になる」と被ってましたね。 自分は好きだと、スカートをめくって下着を見せるシーンは胸キュンで良かったのですが、それに対する遥の態度がもう少し・・・ツンデレでもいいから、もう少しリアクションが欲しかったかな。 ちなみに、単語カードにクラス全員の特徴嗜好等々妄想してメモる姿は正しく「病気」です。時間停止という奇跡や百合要素が入ったせいか?美鈴のカウンセリング程度で改宗したのでしょうが、根本的に、遥が持つ「病」は治っていないと思います。

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