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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
2019年8月30日公開

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD

PG121612019年8月30日公開

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4.0

懐かしいものには、懐かしいというだけで価値がある

懐かしいものには、懐かしいというだけでも価値がある。当然ながら、その懐かしさが分からない人には、その価値は分からない。 テープレコーダー、レコードプレーヤー、キャデラック、ヒッピー、LSD、R&R… アメリカで都市郊外に家を建て、家族でテレビを見るということがどういうことだったのか?日本人が街頭で力道山に夢中になっていた時代、アメリカではどんな番組が人気だったのか?中流階級って何か?そんな生き方に反発して生まれたヒーロー、ジェームス・ディーンはどういう存在だったのか?テレビに観客を奪われた映画界がどうやって生き残ってきたか?「サブカルチャー」という言葉の意味を、本当に知っているか? …などといったことを知らなければ、「私たちはみんな、大人たちから殺人の仕方を教わって育ったのよ。アイ・ラブ・ルーシー以外はね。」といったセリフの意味すら分からない。 分からないから、「ダラダラしたセリフが続く」などという批判も出る。 若くても、勉強すればいろいろ分かる。もちろん自分だって、街頭テレビの時代には生まれてもいなかった。 もっと言えば、この映画は、タランティーノがNetflixに負けていられないという意気込みを表明した作品でもあるんだ。自分は勝手にそう解釈しています。

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