2019年8月23日公開

ロケットマン

ROCKETMAN

PG121212019年8月23日公開
ロケットマン
3.7

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

少年レジナルド・ドワイトは、両親が不仲で孤独だったが、音楽の才能に恵まれていた。エルトン・ジョン(タロン・エジャトン)という新たな名前で音楽活動を始めた彼は、バーニー・トーピン(ジェイミー・ベル)と運命的な出会いを果たし、二人で作った「Your Song/ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」などヒットナンバーを次々と世に送り出して世界的な名声を得ることになる。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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予告編・動画

作品レビュー(451件)

切ない16.3%泣ける12.0%楽しい10.8%悲しい9.8%ゴージャス9.8%

  • アニカ・ナットクラッカー

    5.0

    ”兄弟、僕の詞に曲を付けてくれ”

    今回取り上げるのは、2019年8月に公開された英米合作『ロケットマン』。監督のデクスター・フレッチャーは、「ボヘミアン・ラプソディー」を途中降板したブライアン・シンガー監督の後を受けて、映画を完成させた人である。同じ大スターの伝記映画でも「ボヘミアン・・・」は現実をリアルに描くのに対し、本作は幻想場面を多用したミュージカルという違いがある。 日本の興行収入は6億4千万円で、残念ながらヒット作にはならなかった。エルトン・ジョン(タロン・エガートン)とジョン・リード(リチャード・マッデン)のラブシーンが敬遠されたのか。「ボヘミアン・・・」のフレディ・マーキュリーは既に亡くなっているが、エルトンは今も現役である。彼の業績を現時点で結論付けたくないという心理もあるかも知れない。 エルトンに関わる二人の男が登場する。一人は前述のリードで、エルトンと同性愛の関係になると共に辣腕マネージャーの手腕を発揮し、次第に冷酷な実業家の本性を前面に出すようになる。「ボヘミアン・・・」でフレディーにクィーンからの脱退を勧めたのも彼だという。本作では悪役として描かれているが、エルトンの世界的成功は彼の力なしにはあり得なかっただろう。 もう一人は生涯の親友であるバーニー・トーピン(ジェイミー・ベル)で、リードとは対照的に温厚な紳士として描かれる。本作で歌われる楽曲のほとんど(「ピンボールの魔術師」のみザ・フーのカバー)を作詞している。エルトンが癇癪を起しても常に穏やかな口調で対応し、名作「リトル・ダンサー」で踊りまくったジェイミー・ベルの別の面を見る思いだった。 エルトンは名声と引き換えに、アル中と薬物の過剰摂取で身体が蝕まれていく。下手をすればマイケル・ジャクソンやプリンス、ホイットニー・ヒューストンらと同じ運命を辿ったかも知れないのだ。奇抜なステージ衣装のエルトンがアル中患者たちの集まりに参加し、自分の人生を語るところから映画は始まり、一気に過去と現在が混在したミュージカルに突入する。 エルトンとマイケルたちの運命を分けたのは何だったのか?やはりトーピンの存在が大きかったのではないかと思う。アル中の療養所で暮らすエルトンの元を訪れ、変わらぬ友情を確かめ合った後で「兄弟、僕の詞に曲を付けてくれ」。失意のエルトンが気力をみなぎらせ、療養所のピアノで「アイム・スティル・スタンディング」の曲を作る終盤は感動的だ。 数多くのヒット曲が歌われるが、その中でも「アイム・スティル・スタンディング」の扱いは群を抜いている。当時のミュージック・ビデオも登場するが、エルトンの顔はエガートンに差し替えられているようだ。本作の公開は2019年だが、前向きな歌詞はコロナ禍で落ち込んだ人々を元気づける内容であり、コロナ禍が終わらない現代はこの歌を必要としていたのだ。 この歌が作られたのは1983年で、歌の作った縁は時代を越えて繋がっていくのだと思う。2016年のアニメ「SING/シング」ではゴリラのジョニーがこの歌を熱唱し、ジョニーの声を当てたのがエガートンである。日本語吹替版でジョニーの声を演じたのはスキマスイッチの大橋卓弥で、4月放映の「ミュージックフェア」では大橋が日本語バージョンで歌ってくれた。 「アイム・スティル・スタンディング」と並んで曲の製作過程が描かれるのが、エルトンの名刺代わりと言える名曲「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」だ。本作の起承転結で歌われるのは、起は「土曜の夜は僕の生きがい」、承は「クロコダイル・ロック」、転は「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」が印象的。そして結は「アイム・スティル・・・」で締めくくられる。 他に知っている曲を挙げてみると、キキ・ディーとデュエットした「恋のデュエット」、強烈なリズムを刻むピアノが迫力の「ベニーとジェッツ」がある。映画の題名である『ロケットマン』は急激に上昇して栄光を手にするが、周りに誰もいなくなり(トーピンはいい人だが、エルトンのわがままのため距離を置いている)、孤独に苦しむ彼自身の心情を表しているのだろう。 彼の武器は、指が短いというハンデを全く感じさせない変幻自在のピアノ、卓越した曲作りの才能、奇抜な衣装で客を楽しませるサービス精神、ソロでも交響楽に負けないボーカル、そしてトーピンの作る歌詞である。忘れてならないのは両親が自分を愛してくれないという疎外感で、別人に生まれ変わりたいという願望と世間への反骨心が数々の名曲を生んだのだろう。 エルトンは母親(ブライス・ダラス・ハワード)に自分が同性愛者であることを告白するが、母親は「既に知っていた。あなたは誰からも愛されない人生を歩むのよ」と突き放す。昔のイギリスは同性愛が犯罪とされており、決して異常な反応ではないのだろう。黄色いレンガ路をエルトンがたった一人でトボトボと歩いて行く・・・。ふと、そんな場面が頭に浮かんだ。

  • kur********

    3.0

    エルトン・ジョンの自伝としては面白いが

    エンターテイメントとしてはどうなんでしょうね。 ミュージカル仕立ての作りも違和感がありました。 本人が承知で公開しているにせよ、ちょっと見ていて辛い場面もあったりして。 もっとこうサクセス・ストーリーみたいな体にしてもいいんじゃないかと。

  • mr_********

    4.0

    伝説的ミュージシャン

    エルトン・ジョンといえば1970年代にヒット曲を連発したロック歌手だが最近はご無沙汰のイメージだった。 全世界でシングル、アルバムあわせて3億枚以上というから、とんでもないアーティストだ。 そのご本人も制作にかかわったミュージカル・タッチの自伝映画。 冒頭から少年時代のエルトンが彼のヒット曲ビッチ・イズ・バック?を歌うミュージカル・シーンが始まったので、ちょっと厄介な映画かな?と思ったが、その後はミュージカルらしさは控え目になったので良かった。 エルトンが名作詞家のバーニーと出会って良い曲を作り、アメリカの有名なライブ・ハウス、トラバドールに出演し一気に人気者になる、というあたりは観ていて楽しいが、彼を語る上で避けては通れないのだろうか同性愛のシーンなどはあまり見たくなかった。 またミュージシャンにつきもの?のアルコール依存症やドラッグ中毒で人格破壊していったりは観ていて辛いものがある。 「ボヘミアン・ラプソディ」でもそうだったが、自分としてはもっともっとヒット曲を聴きたかった。 せっかく知っている曲が流れてきても途中で終わったりは残念・・・。 またエルトンの奇妙なステージ衣装も楽しいけどなんでだろう?と思った。 日本公演ではゴジラの格好の時もあったらしい。  ちょっと観たかったねw

  • エル・オレンス

    5.0

    ネタバレジェイミー・ベルがとても良かった。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • wxj********

    5.0

    ネタバレ圧巻のパフォーマンスの数々がお見事

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

ゴールデン・グローブ第77回

男優賞(コメディ/ミュージカル)歌曲賞

アカデミー賞第92回

歌曲賞

基本情報


タイトル
ロケットマン

原題
ROCKETMAN

上映時間

製作国
イギリス

製作年度

公開日

ジャンル