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ロケットマン (2019)

ROCKETMAN

監督
デクスター・フレッチャー
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3.77 / 評価:1,547件

解説

「Your Song/ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」などで知られるミュージシャン、エルトン・ジョンの半生を描いた伝記ドラマ。主演は『キングスマン』シリーズなどのタロン・エジャトン、共演に『リヴァプール、最後の恋』などのジェイミー・ベル、『ジュラシック・ワールド』シリーズなどのブライス・ダラス・ハワードらが名を連ねる。『キック・アス』などのマシュー・ヴォーン監督とエルトン・ジョン自身が製作を務め、『サンシャイン/歌声が響く街』などのデクスター・フレッチャーがメガホンを取った。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

少年レジナルド・ドワイトは、両親が不仲で孤独だったが、音楽の才能に恵まれていた。エルトン・ジョン(タロン・エジャトン)という新たな名前で音楽活動を始めた彼は、バーニー・トーピン(ジェイミー・ベル)と運命的な出会いを果たし、二人で作った「Your Song/ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」などヒットナンバーを次々と世に送り出して世界的な名声を得ることになる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

「ロケットマン」エガートン名演!エルトンの艶やかなヴォーカル、独特なチャームまで見事に再現

 昨年、大ヒットを記録した「ボヘミアン・ラプソディ」を陰の監督として完成に導いたデクスター・フレッチャーが続いてメガホンを取ったのは、またしても英国のロックスター、エルトン・ジョンの伝記映画だった。

 でも「ボヘミアン・ラプソディ」の第二弾を期待すると肩透かしを食らうはず。なぜなら名曲誕生秘話やレコーディング裏話はほぼゼロ。代わりに貧困家庭で毒親に育てられた内気な少年がいかにスターの座へと駆け上り、アルコールやドラッグで転落していったかを、キャストがその都度シーンにぴったりの歌詞を持ったエルトンのヒット曲を歌い踊ることによって説明していくのだから。

 つまり本作はこれまで「リトル・ダンサー」や「ライオン・キング」といったブロードウェイ・ミュージカルに関わってきたエルトンが、自らの半生をフレッチャーに差し出すことで創られた本格派ミュージカル映画なのだ。

 ミュージカル映画なのだから当然、エルトン役の俳優本人が歌わなければならない。でも強靭な喉と艶を併せ持ったエルトンのヴォーカルを再現するのは至難の技である。その高いハードルをロケット・ジャンプで飛び越えてみせたのが、「キングスマン」シリーズのタロン・エガートンだ。

 「キングスマン」第二弾「ゴールデン・サークル」でエルトン本人と共演して信頼を獲得、ゴリラのジョニーの声を担当したアニメ「SING シング」でもエルトン・ナンバーを歌っていたエガートンではあるものの、ここまで器用な男だったとは! 天才ゆえの孤独と傲慢さを漂わせながら、周囲の人間が放っておけないチャームを撒き散らす姿に、「そう、若い頃のぼくはこうだったんだよ!」とエルトン本人も大喜びしているはずだ。

 そんなエルトンとは正反対の堅実な性格の持ち主ながら、音楽面では最高の相性を示す作詞家バーニー・トービンをジェイミー・ベルが好演。本作はふたりの出会いと諍い、そして和解を描いたブロマンス映画でもあるのだ。(長谷川町蔵)

映画.com(外部リンク)

2019年8月15日 更新

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