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酔うと化け物になる父がつらい (2019)

監督
片桐健滋
  • みたいムービー 50
  • みたログ 94

3.32 / 評価:65件

せつなくなる

  • hechonaps さん
  • 2021年1月9日 13時14分
  • 閲覧数 246
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

化け物とまでは行かないけれど、確かに普段の父ではなくなる。
母がよく 正体がなくなる と言っていたけれど、まさにその通りだと思う。
頼るハズの父が自力で立てなくなるくらいに酔い潰れ、
ろれつがまわらず日本語には聞こえない。
泥酔している間だけは私が知っている父じゃない。
翌朝はチョット気が引けてるのかバツの悪い感じが伝わって来て、
なんかいたたまれない気持ちにもなった。
母からはブリブリと怒っている様子が伝わり、茶の間の雰囲気が悪く、
子供ながらに気を使っていたと思う。

本当に。親子なんだよね。
何がどうなっても私があなたの子供であることにはかわりない。
小さい頃は自分ちがヨソとは違うらしいなんて事には気づきもしないしね。
でも、あれ?もしかして??なんて気づいてしまう。
その時に初めて気づく母の苦労。
そして自分が十分に大人になってチョット世の中に揉まれたりすると
父が酒に溺れる気持ちや環境なんかにも気が付く。
そしていろんなことを思い出す。
働きづめで養ってくれたことや、自分はかわいがられていたこと。
実はいろんな事を呑み込んでの穏やかな人であったと。

壁に書かれた文字を見付けて、いろんなことが押し寄せてきたサキが
それでも、化け物になる父がイヤだったと泣き崩れる姿が自分に重なる。
自分が大人になって父の気持ちも母の苦労も分かるようにはなったけど
やっぱり父が泥酔すれば母の機嫌が悪くなり、
気持ちが安定しない子供時代を過ごしたという事実は変わらないから。
父も母も可哀想だったけど、小さなころの自分も可哀想だったと
思っていいんだと気づかせてくれたセリフだった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
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