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オーヴァーロード (2018)

OVERLORD

監督
ジュリアス・エイヴァリー
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  • みたログ 675

3.60 / 評価:562件

B級バンザイ。

  • shinnshinn さん
  • 2019年5月25日 5時26分
  • 閲覧数 748
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

第二次世界大戦(ノルマンディー上陸作戦)のとき、ドイツ軍の妨害電波塔の破壊工作命令を受けた米軍の空挺部隊のお話です。冒頭のパラシュート部隊を乗せた大きな双発機が、地上からガンガン攻撃を受けるシーンが割とよく出来ている。低予算の「プライベート・ライアン」(98)のようです。残念ながら「遠すぎた橋」(77)のような壮観なパラシュート部隊の降下シーンはありません。


命からがら目的地に落下できた兵士はたったの4名。あまり華のない4人なのだが、この小隊とも言えない少数部隊で教会の塔の上にある妨害電波施設の破壊に向かう事になる。闇夜で、どこに敵兵が潜んでいるのか分からない緊張の中、突然、現地の村娘と遭遇。ドイツ兵を憎んでいるその女が部隊の協力者となり、村の自宅まで案内してくれる(この女優が割とキレイなのが本作の救いか)。少人数での破壊工作とか、地元の協力者の存在とか、少し「ナバロンの要塞」(61)のようだが、違うのは主演にグレゴリー・ペック級のオーラはない。メンバーもそれぞれに特殊能力を持ったエキスパートでもない。映画の方向性もそこにはない。


村に潜入してからナンチャラ、カンチャラ有るのですが、ダラダラと長く退屈だったので割愛。ドイツ軍将校が行う、女へのセクハラ演出が見せ場でもあるのだが、今ひとつ冴えない。このあたり、タランティーノやポール・バーホーベンならもっとネチネチとした緊張感の出し方が巧いはずだ。そのうち主人公のボイス二等兵が成り行きというか、都合よくというか、目的地の教会の地下に潜入する。そこでボイスが目にしたものは・・・。なんと驚愕の人体実験施設だったのだ!(ビックリ・笑)。割と自由に歩き回れる施設では、何やらナチスのマッドサイエンティストがサディスティックに人体実験を楽しんでいる。薄暗い牢獄部屋の中からは、この世の者とも思えないうめき声が・・・。


B級映画という言い方は好きじゃないのですが、便宜上使わせてもらうと、そのB級臭が大好きです。わざわざ劇場に足を運んだのも、本作には何やらそのB臭がプンプンしていたからだ。結論から言えば、ちょっと自分の好きなB級映画ではありませんでした(どこがと言われると言葉に詰まる。展開に変なところもあるし、盛り上げ方の演出にテンポと切れがないかも・・・。結末ももうひとつか。まあ、感覚です)。完成度は低いが、設定が面白く憎めない作品です。作品の選択を間違ったとはいいませんが、ここは手堅く「居眠り磐音」にしときゃよかったか・・・。「ラ・ヨローナ~泣く女~」でもよかった。


なかなか極上のB級映画にはお目にかかれない。好きな映画は「ゾンビ」(78)、「マッドマックス」(79)、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(96)、「スターシップ・トゥルーパーズ」(97)、「パラサイト」(98)、「ザ・レイド」(11)。独断であり私見です。まだまだいっぱい有りますが、すぐには出てこない(老化だ)。誰にでも、思い出のB級映画があるはずだ(理由はなんでもいい。バカバカしくていい。独断でいい・笑)。大作や格調の高い映画もいいがB級映画の傑作はまた格別です。「007ドクター・ノオ」(62)だって「ドラゴン危機一髪」(71)だって、もともと生まれたときはB級です。

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