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ディリリとパリの時間旅行 (2018)

DILILI A PARIS/DILILI IN PARIS

監督
ミッシェル・オスロ
  • みたいムービー 82
  • みたログ 125

3.83 / 評価:88件

ベル・エポックの巴里は有名人がいっぱい!

  • bakeneko さん
  • 2019年11月7日 14時58分
  • 閲覧数 482
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

「キリクと魔女」に代表される、切り絵のような“=正面と側面以外の構図の少ないキャラクター”と色彩美あふれる背景が独特の味わいを現出するアニメーション作家:ミッシェル・オスロの最新作で、パリ万博が開かれた1900年の巴里の街をアフリカからやってきたヒロイン:と巴里在住の青年:オレルが冒険します。

1900年の巴里。ニューカレドニアから一人でフランスにやってきたディリリは万博の中の“アフリカの暮らし”という展示場で原住民を演じていたが、仕事が終わったので巴里見物に出かけ、郵便配達人の少年:オレルと友達になる。折しも巴里は謎の秘密結社による少女誘拐事件が頻発していて、義侠心に駆られたディリリとオレルは様々な有名人の助けを借りながら捜査を開始する…というお話で、肖像画でお馴染みの様々な文化人たちとディリリの出会いと共闘に、“ああっこの人知っている!”と身を乗り出させる作劇となっています。
1900年時点での各キャラクターの特性と業績について、とても正確に再現していて、ピカソ(スペイン語訛りがキツい)にはまだ髪の毛がありますし、キューリー夫人の子供たちもまだ幼く、ドビュッシーは「ペレアスとメリザンド」を作曲中で、ツエッペリンの飛行船は丁度1900年に試験飛行したばかり…と、歴史の勉強にもなります。

写真から起こした精密な実際の風景にCGでキャラクターを書き込む方式のアニメーションで、キャラクターの構図は正面や真横とバリエーションが少なく、体を動かすアクションも少なめーという魔夜峰夫の漫画を連想させる作風ですが、色彩は身の醒めるほど鮮やかですし、音楽も規制曲&映画オリジナル共に素晴らしく、主要キャラである実在のオペラ歌手:エマ・カルヴェを演じているナタリー・デセイの歌声も沢山聴かせてくれます♡

おしゃまなディリリと共にベル・エポックの巴里有名人巡りを愉しめる、極彩色アニメーションで、礼儀正しいおしゃまなディリリに作者のアフリカ人の誇りも込められていますよ!

ねたばれ?
1、普段はきちんと正装しているのに、出し物で裸族を演じるディリリに、
動物園の動物たちは実はみんな普段は服を着て市民生活をしていて、動物園にバスや地下鉄で通ってきて裏門から入り、裸になって野生を見せるお仕事をしているーというシチュエーションが秀逸な玖保キリコの漫画「バケツでごはん」を連想しました。
2、実在のオペラ歌手:エマ・カルヴェを演じているナタリー・デセイのオペラ出演作は沢山ソフト化されていますが、変わったところでは「椿姫ができるまで」というドキュメンタリー映画で、お茶目な素顔と超絶歌唱の両方を魅せてくれます!
3、手柄を立てたら鼻輪をくれる秘密結社って…(「黒蜥蜴」団の“爬虫類の位を授ける”のと同じくらいモチベーションが下がるなあ~)

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