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イップ・マン 完結 (2019)

葉問4/IP MAN 4: THE FINALE

監督
ウィルソン・イップ
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4.20 / 評価:235件

ほし いつつ

ドニー・イェン版イップマンの完結。詠春拳宗師のイップマンの生涯をドラマチックに描いたフィクション。カンフー映画のいいとこ取りで異種格闘技をメインに詠春拳讃歌をうたっている。
カンフーアクション映画として楽しい。

だが、香港作品いわば中国作品であるのもあって、随所に「我が中国四千年の」という言葉が聞こえてくるような要素も大いにある。
なんとなく日本空手をライバルとしてカンフーが強いんだというイメージを強めているような感じである。

イップマンシリーズは4作。
「序章」は、日中戦争で自宅を摂取され苦難の生活を送る。街は日本軍の横暴にという反日の基本形作品。もちろんラスボスは日本軍の空手猛者。

「葉門」は、香港に移住した主人公は地元の武術宗派といざこざに。洪家拳のサモハン・キンポーとの対戦。ワクワクします。当時は香港はイギリス領だから、ラスボスはイギリスのボクシングチャンピオンとリングで戦います。
イップマンはラスボス対戦ではかなり追い込まれます。シリーズ通して敵の技術はある程度尊重して、ラストバトル前にはカンフー流派はいくつかは完膚なきまで叩きのめされるという気遣い?が見られる。

「継承」、この回は個人的に中だるみと感じた。有名な弟子のブルース・リーを次回に強調したい作りですね。今作ではリーは子供でほとんど出ませんが。
故郷に戻って、またまた地元の武術家とのいざこざで、ラスボスはこの流れであるが、間にアメリカから来た地上げ屋のようなマフィアのような組織と対決がある。相手はボクシングのマイク・タイソンである。
今回の目玉ですがネームバリューゆえか対決はグレーで終わります。
ジャッキーが昔映画で、ベニー・ザ・ジェット・ユキーデを倒したこととの対比を考えてしまいます。


そして今回の「完結」
カンフーアクションとしてとてもよくできていて、楽しく面白い。
再度香港に。
地元の流派に良い顔されません。それはブルース・リーが西洋人にカンフーを教え技を広めようとしてるのが非難される。リーが街中で空手マンを倒すシーンや武術演武を披露するとこなどは、リーでカンフー映画を観てきた世代には抜群のかっこよさである。
リーは現代の総合格闘技の元祖的創始者であって、今作に出てくる時は詠春拳というより自らのジークンドーを見せてる。

詠春拳は防御とジャブ的カウンター。パワーとタフにはやや弱く感じる。
ジークンドーは振りかぶり攻撃範囲は広く、パワースピードを重視して見える。

香港のイギリス領ゆえの迫害や嫌がらせを強調して怒りを増幅。軍隊にカンフーを取り入れようとする努力。統治されても民族の誇りは捨てん、カンフーは最強だ。というテーマが見える。

ラスボスは、作品最初に戻って空手である。
その名も「極天空手」。どこぞの組織を意識したか。

これまた多くの流派はなぎ倒され、空手を立ててはいる。
最後はイップマンのバトル。結果は言わずもがな。

最後のエンドロールで、アメリカ軍でカンフーを取り入れた文章が並ぶ。
ある意味カンフーの勝利である。


イップマンが今作で医師に癌を告げられる。だがこの時は40代か50代と見えるし息子が高校生ということからも想像できる。
イップマンは79歳の生涯。このエピソードはいる?という印象は持った。

だがカンフー映画としては「完結」は抜群でした。

詳細評価

物語
配役
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