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イップ・マン 完結 (2019)

葉問4/IP MAN 4: THE FINALE

監督
ウィルソン・イップ
  • みたいムービー 102
  • みたログ 305

4.19 / 評価:234件

4部作の中では一番出来が悪い

  • eri******** さん
  • 2021年7月3日 13時57分
  • 閲覧数 134
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

鑑賞中は楽しみましたが、見終わってみると上手く収束できておらずいまいちでした。

というのは、中盤まで在米中国人たちが差別的な扱いを受けている様子をひたすらしつこく描いており、そのためてっきりそれが主題なのかと思いきや、結局投げっぱなしで終わります。
イップ・マンを米兵と戦わせるための前フリでしかないんです。
その前フリもクライマックスには空手とカンフーのマウントの取り合いに話がすり替わり、何にフォーカスを当てたいのかよく分かりません。
空手信者の海兵隊と戦って勝つという全く同じ展開を2回繰り返しているのもストーリーのメリハリに欠けます。
1作目ともかぶってますね。
海兵隊の軍曹はカンフーのことを劣った民族の文化だと言ったり、イップ・マンのことを黄色い負け犬と罵るなどいくつかの台詞ではアジア人差別とみられる白人至上主義っぽさをアピールしてはいましたが、そんな自分は空手信者で空手が最強とまで言っておりキャラ設定が不可解です。
過去作のテーマを低いレベルで再現したようにしか見えません。
冒頭でイップ・マンが癌であることが明かされますが、そこにもほとんど触れることなくあっさりしたものです。
色々な布石を打っておきながら上手く活かせていない印象でした。
ついでに最後のテロップ「2001年 海兵隊が中国武術を必修課程とした―」も違和感しかありませんでした。
30年も経ったあとのイップ・マンと直接関係ないエピソードをねじ込んできたなという感じ。
実際のところ海兵隊のマーシャツアーツプログラムはキックボクシング、空手、柔道、ムエタイなど16以上もの格闘技を取り入れてあり、カンフーはそのうちの1つに過ぎません。(流派の区別は特になく、包括的にカンフーとして扱われます。)
あまり自慢できるようなことではなく、イップ・マンの物語の締め括りにわざわざ持ち出すような話ではない蛇足ですよ。
ちなみに日本からは7種類もの格闘技、武道を取り入れてあり、アメリカの戦史上最も驚異を感じた対日戦を意識して構成されているのが実情です。
掴み技・・・レスリング(ギリシャ)、合気道(日本)、柔道(日本)、柔術(日本)、ブラジリアン柔術(ブラジル)、コマンドサンボ(ロシア)、ハプキドー(韓国)
打撃技・・・ボクシング(ギリシャ)、キックボクシング(日本)、空手(日本)、サバット(フランス)、ムエタイ(タイ)、カポエラ(ブラジル)、クラヴマガ(イスラエル)、カンフー(中国)、テコンドー(韓国)
武器技・・・武神館忍術・剣術(日本)、居合道(日本)、エスクリマ・サヨックカリ(フィリピン)
こういうことを知っていると、あんなテロップを重々しく出されてもなんだかとてもショボく感じてしまうのでやめてほしかったです。

詳細評価

物語
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音楽

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