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上映中

ひとよ (2019)

監督
白石和彌
  • みたいムービー 583
  • みたログ 1,150

3.90 / 評価:922件

憎んでも憎み切れない

  • UrbanDockGoer さん
  • 2019年11月14日 4時47分
  • 閲覧数 1665
  • 役立ち度 28
    • 総合評価
    • ★★★★★

実力派俳優をそろえたキャスティング。しかも最近ベタぼめした邦画3作、“宮本から君へ”、“ 最初の晩餐”、“閉鎖病棟”のキャストと比べると華もある。 さらに近年話題になることが多い白石監督。そこに期待が高まって鑑賞。


【物語】
稲村家は父母と3人の子供の5人家族だったが、父親家庭内暴力は常態化していた。母・こはる(田中裕子)は3人の子供たちが傷付けられることに耐えかね、ある日ついに夫を轢き殺す。子供たちに15年後に帰ると告げ家を後にした。

その後、残された長男・大樹(鈴木亮平)、次男・雄二(佐藤健)、長女・園子(松岡茉優)は、心に傷を抱え、殺人者の子供という世間の目に耐えながら何とか生きて来た。そして、ちょうど15年経った日にこはるが約束どおり姿を現した。


【感想】
う~ん。
悪くはない。
悪くはないが、期待が膨らんでいた分、期待値に達しなかったという感じ。

確かにメインキャスト4人はそれぞれにいい味を出していた。
感動チックなストーリーでもあるが、もう1歩俺の胸への刺さり方は浅かった。
グサリとは来なかった。

主題は「親子」だろう。
親は子供のためなら何だって出来る。
でも、子供は親に不満も持つし、恨みも持つ。
親子は対等な関係ではない。

でも、俺はそれはそれで良いと思う。
親が子を思うほど、子は親を思う必要は無い。
それが、動物の摂理だ。

でも、そうは言っても子も親を簡単に捨て切れるものではない。
子供にはそういうちょっと複雑な思いがある。
多分他の動物にはそんなものは無い。 子供が巣立ったらお互いきれいさっぱり忘れるだろう。

何十年経とうが、揺るがない子への思い、
憎んでも、切ってしまうことができない親との縁
そんな“人”ならではのややこしい感情を描いた作品。

幸か不幸か、俺は成長過程でも親を憎んだことはなかったが、
一時的でも親に対して憎悪を持ったことがある人の胸は刺さるかも知れない。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 知的
  • 切ない
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