あらすじ・解説
13世紀末。シンガール王国の王女パドマーワティ(ディーピカー・パードゥコーン)は、西インドの小国メーワール王国の王であるラタン・シン(シャヒド・カプール)と恋に落ち、ラタンの妃になる。時期を同じくして北インドでは、叔父を暗殺した武将アラーウッディーン(ランヴィール・シン)がイスラム教国のスルタン(王)の座に就く。
シネマトゥデイ(外部リンク)
予告編・動画
作品レビュー(19件)
- つとみ
2.0点
見終わるまで知らなかったけど、インドでは製作段階から様々な噂が流れ、公開が危ぶまれる大騒ぎ。インド映画にしては珍しく、本編前に色々と注釈(宗教関連とか、動物の扱いとか)が入っていて「時代だなぁ」みたいに思っていたのだけど、そういう騒ぎがあったせいだったか。 肝心の本編は壮大なスケールで描かれる歴史絵巻だったんだけど、確かに衣装や美術は凄くこだわっていて美しかったんだけど、イマイチ乗ってこない映画だった。 特にラージプート王とパドマーワティの恋愛パート。なんかあっさりし過ぎてない? 偶然の出逢いで恋に落ちる二人の、愛が高まりあうダンスシーンが、何故ないのか! わりと真面目に日本公開版だけ「長過ぎるから」という意味不明な理由で切られてるんじゃないかと思ってる。 二人の愛を見せつけて貰えなかったお陰で、物語の波に乗れなかったのよね…。 パドマーワティの美しさを聞きつけ、なりふり構わず我が物にしようとするアラーウッディーンと、彼の忠臣カーフールには歌もダンスもある。 何故だ!何故なんだ! ラージプート族の伝説が元になっていて、古い時代の物語だから仕方ないのだけど、物語全体も「今そんな話?」と感じてしまうのも残念なポイント。伝説をベースに、笑っちゃうくらい大袈裟に、あり得ないようなアクションとパワーで物語を引っ張っていってくれれば、見応えも違うものになったように思う。 最後に。 これは余計なことかも知れないけど、インドでは「サティ」という寡婦が夫の火葬で焼身自殺をする慣習がある。もちろん今は違法だし、その慣習を止めようと、それこそ16世紀のアクバル帝の頃から努力してきた。 生き長らえてアウト・カーストとして生きるより、貞淑を讃えられて死ぬ方がいい、と進んで身を焼かれる女性もいれば、無理やり炎の中に投げ込まれる女性もいた。 今なお社会の中で制度や差別や慣習や伝統にとらわれ、苦しい思いをしているインドの女性たちにとって、この映画が与える影響はマイナスなのではないか?という疑問を感じる。 いくら本編開始前に注意を入れても、サティを意識せずにはいられないだろう。 そんなことも、イマイチ乗れない要因なのかもしれない。
- bat********
4.0点
ネタバレ洗練された豪華絢爛なインド映画
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ねじまき
3.0点
冒頭、二つの国の話が進行するのでややこしく、不安になりましたが中盤以降はすっかり世界に入り込みました。 圧倒的な映像美で映画館で見てよかったと思います。女優、衣装、建造物と豪華絢爛でとても華やか。素晴らしい衣装でのダンスはうっとりします。 3時間と長編ですが、ラストまで気を抜くことなく、パドマーワトの世界に浸れました。
- fpd********
4.0点
インドが好きで、インドの映画はよく観に行きます。この映画は、何と言ってもパドマーワティ役のディーピカー・パードゥコーンの美しさですね。豪華絢爛な衣装にその美しさが一層際立ってます。いつものインド映画とはちょっと違いますが、壮大な歴史絵巻に観入ってしまいました。
- koukotsunohito
3.0点
ネタバレパドマーワティの知恵
このレビューにはネタバレが含まれています。
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