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上映中

田園の守り人たち (2017)

LES GARDIENNES/THE GUARDIANS

監督
グザヴィエ・ボーヴォワ
  • みたいムービー 55
  • みたログ 40

3.90 / 評価:29件

農業国フランスの来た道

  • soleyue さん
  • 2019年8月9日 22時44分
  • 閲覧数 291
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

2017年、フランス・スイス合作、監督:グザヴィエ・ボーボワ、撮影:キャロリーヌ・シャンプティエ、音楽:ミシェル・ルグラン
多くの死者を出した第一次大戦。フランスではその犠牲者の数が、第二次大戦より多いという。
美しい田園風景が映し出されて、それが第一次大戦下だと思うと、その景色が愁いをおびて見える。知らず知らずのうちに、観客が頭の中で、画面の中の風景に影をおとす。今、目の前の映像は本当は現代の平和なフランス(or スイス?)の風景のはずなのに。
それが、「見せる」マジックと言うか、手法なのか、腕の見せ所なんだろう。まるで絵画のような映像から、そんな印象を受けた。

フランシーヌ(イリス・ブリー)の運命が動く時、ミシェル・ルグランの切ない音楽が流れる。
自然とフランシーヌに同情的になる。独りぼっちで、可愛くて、健気なイメージが観客の頭の中に作られる。
ラストでは、この先の彼女の運命はどうなるのか、なんて考えてしまう。
フランシーヌが生んだ子どもが男の子ならば、この後第二次大戦で徴兵されるかもしれない。その時は、オルタンス(ナタリー・バイ)の辛い気持ちがフランシーヌにも痛いほど分かることでしょう。

この物語の終わりから、二十年ほどして第二次大戦がはじまる。
産業の発達=農業の機械化も、戦争兵器の進化と並行していると思うと複雑な心境になる。
ナタリー・バイとローラ・スメットの美しい母娘共演も観られて良かった。母と娘の言い争いの場面は、真に迫っていて、終盤の見どころとなっています。

詳細評価

物語
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