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ドッグマン (2018)

DOGMAN

監督
マッテオ・ガローネ
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  • みたログ 132

3.52 / 評価:102件

人も犬も帰属せねば生きられない

  • 一人旅 さん
  • 2020年2月5日 22時08分
  • 閲覧数 318
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

マッテオ・ガローネ監督作。

イタリアの鬼才:マッテオ・ガローネ監督最新作で、平穏な日々を奪われた男の悲痛な叫びともがきを描いた異色サスペンスです。

イタリアの海辺の町で犬のトリミングサロン「ドッグマン」を営んでいる男:マルチェロ。彼はご近所さんとも仲良しで、一人娘と会える時間に幸せを感じている平和な男。だが、マルチェロはシモーネという暴力的な友人の精神的な支配下にあり、ことあるごとに様々な要求をマルチェロに突き付けていた。ある時シモーネの脅しに屈したマルチェロは、仲良くしている隣人が営む店への窃盗に加担してしまう。その結果、マルチェロは友人達からの信用を一挙に失い、村八分のような状態に追い込まれてしまう。そこでマルチェロはシモーネによって奪われた平穏な日常を取り戻すべく、ある行動に打って出るが―というサスペンスで、友好的だが気弱な性格が災いしてそれまでの日常を破壊されてしまった主人公の覚悟の決断と行動の行く末を描いています。

主人公と犬の関係性また主人公とシモーネの関係性を通じて、特定の人物や組織等に無意識のうちに帰属して生きる人間の本質を眺めた作品となっています。主人公の場合、シモーネあるいは他の友人達と作る地元コミュニティーという二つの帰属先の狭間に身を置いているケースであり、一方を取ればもう一方は自然と失われていく二者択一の状況下にあります。本作は、人間の帰属を巡る寓話的サスペンスであり、“人類最良の友”と都合よく言われながらも結局は人間に従わざるを得ない存在の何匹もの犬たちが象徴的に登場する異色作です。

蛇足)
氷漬けの犬を温めて蘇生させるなんて、漫画みたい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 恐怖
  • 絶望的
  • 切ない
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