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イソップの思うツボ
2019年8月16日公開

イソップの思うツボ

872019年8月16日公開

たーちゃん

1.0

ネタバレ陳腐

「カメ止め」の上田監督という事なので、何となく作品のレベルは想像できていましたが、「カメ止め」の時のように新しい感覚や切り口で見せてくれるのではという事で、期待の鑑賞でした。 表向きのストーリーと裏のストーリーがあって、「ここはこうなって」という伏線回収の楽しさはありましたが、今回の作品は他の方のレビューでも書かれていましたが、後出しジャンケン的なものが多すぎて、ご都合主義にしか見えません。こういう作品はまずここをきちんとしておかないと、何でもありになってしまうのでまずは最初にその仕組みをきちんと構築しておかないとあまりにも素人映画にみえてしまいます。 復讐ということで亀田家の人々が兎草家の人々に近づいていきますが、兎草早織(井桁弘恵)の大学の講師に亀田家の長男の圭佑(高橋雄祐)が潜入しますが、かなり無理があります。それに兎草家の母裕子の愛人になるのも厳しいですし、おまけに早織が圭佑の事を好きになるのも無理があります。(圭佑役の高橋雄祐さん。そんなにカッコ良いとは思いません。裕子とのキスシーンヘタ過ぎます)それに父の田上が実は亀田家の父で、兎草家のマネージャーになっているというのもムリヤリな設定です。 美羽(石川瑠華)は兎草信司(桐生コウジ)の愛人になって近づきますが、復讐するとはいえ相手の愛人関係にまでなるでしょうか。 亀田家の母美紗子があまりにも普通に描かれていたので、すでに死んでいたというのは意外でした。殺された本人が生きていると思わせてしまうので、この出し方はどうなのでしょうか。 そして復讐代行屋を頼んで公開処刑をしようとしますが、この代行屋もそこが目的ではなく復讐をエンターテイメントにして公開して、観客に見せようということでここも嘘話にしている設定だと思います。 2年前の再現ビデオは何でイラストなのでしょう。 それまでの設定から意外な家族関係がわかって、ドンデン返しをしたかったのでしょうが、あまりにも陳腐でただのパズル合わせにしか見えません。 俳優も素人に毛の生えたレベルで決して魅力的ではありません。 おそらく「カメ止め」で資金のある映画は撮影できるようになったと思うので、映画もどきの素人映画から脱皮しないと、今後の上田監督にはどこも出資しなくなるのではないでしょうか。

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