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あなたの名前を呼べたなら (2018)

SIR

監督
ロヘナ・ゲラ
  • みたいムービー 187
  • みたログ 286

4.11 / 評価:217件

キラキラした宝石のような映画。

  • kic***** さん
  • 2019年9月3日 20時34分
  • 閲覧数 1336
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

インド映画といえば、誰もが想像できるようなあのイメージ。
だが、この映画もそうだが、もはやその域を大きく越えている。

現代のインドにおいても、根強く残る身分差別。
その根強い差別が長く広く深く人々の心に根を張っており、
最初はメイドと雇い主という、純粋で凛とした男女が、様々な出来事を通して、心の綺麗さゆえに苦しみながらも惹かれあってゆく。

特に主人公のメイド役がいい。
整形顔ではない、自然な俳優をキャスティングすることによって、違和感なく、ひとつひとつの彼女の表情やしぐさ、全身から
その時々の気持ちが感じられて、くぎづけになる。

二人の間に流れる空気が、素晴らしい。
つまらないことは無駄に言わない。
セリフは少なく、しかし重要なことはしっかり言う、画面中に二人の思いが溢れて、
見ているこちらが切なくなってこみ上げてくる。

この二人をみていると、本当の愛とは、お互いがしっかり自立(自律)しており、影でも日なたでも、お互いを支え、守り、見返りなしで助け、思いあう、そういうことなのだと感じる。

そして、一番大切なのは、相手がどん底のとき、何ができるか。

ラストに見事に昇華させているのが
このうえなく素晴らしい。

近年稀にみる、キラキラした宝石のような映画。

「ドライヴ」や「初恋のきた道」を見たときと同じだ。
こんな映画を見れて、本当に幸せ。
同じように感じる人が、それを映画で作れる人が、世界にいるなんて。

やっと見つけた相手のように、
ずっと大切にしたい、宝石のような、いつまでも私の心に残る作品だ。

レビューが遅くなったので、
上映館が少ないかもしれないが、
映画館で観るのをオススメしたい。
なぜなら、主人公のメイド、ラトナの感情と、二人の間に流れる素晴らしい空気を、大画面で感じられるから。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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