今年NO1映画
- hei***** さん
- 2020年11月25日 22時39分
- 閲覧数 1472
- 役立ち度 5
- 総合評価
脚本家野木亜紀子 監督土井裕泰のシナリオと演出の相乗効果で素晴らしい作品に仕上がってている。文句なし今年NO1の映画だと思う。幾重にも積み重ねられたゆるぎない複雑なエピソードと伏線の回収がまるで交響曲のように全体を奏でラストの胸に迫る結びまで息もつかせぬ作りは見事というしかない。幾度も途中涙した。
役者もベストキャスティングで、小栗旬の幅のある男らしい演技には刮目した。
もはや、高倉健や菅原文太クラスのスターは望むべくもないと思い込んでいたが、今後経験値を上げていけば、小栗旬も彼らに匹敵するようになるのではないかと思えるほどレベルアップしていた。キムタクのような厭らしい俳優にばかり脚光を浴びる映画界を苦々しく思っていたが、小栗にアクターとしての矜持の高さを読み取るとき、日本映画もまだ捨てたもんじゃないと嬉しくなった。ビッグスケールの大作ではハリウッドレベルの日本映画は作れないが、こういった中規模の佳作を作らせたら、まだまだ日本映画も捨てたもんじゃないと思えた。
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