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罪の声 (2020)

監督
土井裕泰
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  • みたログ 4,278

4.04 / 評価:3588件

事件に関わった人たちの悲しみ

  • yno***** さん
  • 2021年5月5日 16時51分
  • 閲覧数 652
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

グリコ・森永事件の世代で今も心に残っている事件ですが、映画を観終わった時は、事件の怪奇性をはるかに上回る大きな深い感動がありました。

大きな事件に子供の時に巻き込まれた曽根俊也と生島聡一郎。この二人は全く異なる事件後の人生を送っていました。俊也が偶然テープの発見しその事実を知りたいという思いと、同時に事件の総括を託された新聞記者阿久津の人の過去を掘り返して記事にする葛藤が見事に絡み合いながらクライマックスへ。

聡一郎の母を置き去りにして逃げてしまった悔恨。姉の望(のぞみ)の夢と命も奪われた悲劇。そして俊也のテープの録音は母も絡んでいました。自分の子を守れなかった母の後悔、そして俊也の「なぜ守ってくれなかったの?」という悲しみ。

取材を続けるにつれて阿久津は記者としての意味と誇りを見つけイギリスの曽根達雄に厳しく問い詰めます。当時は正義と思って「奮い立って」やったことが、今も無実の人を苦しめてると知った達雄の絶望感が見事に演じられます。

自分のクライマックスは30年以上苦しんできた聡一郎と母の対面。
そこには望は存在せず、あのテープの声を聴きながら二人は抱き合いました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
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