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罪の声 (2020)

監督
土井裕泰
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  • みたログ 4,578

4.04 / 評価:3806件

作者の善良さを感じる、本格社会派ドラマ

  • tokyo_sy*** さん
  • 2021年8月4日 3時20分
  • 閲覧数 1304
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

レビュー1941作品目。WOWOWシネマにて視聴。

アニメ特撮ゲームSFゾンビそしてゴジラ愛の、還暦主婦です。

さて本作品。江崎グリコ森永事件の影響を色濃く出していると聞き、非常に興味が沸いて録画してみた。
1984年、還暦の私が24歳だった時に起こった事件。
江崎グリコ社長が西宮の自宅の風呂から、全裸で拉致された。

いやあ、もう、その当時は本当にその事件の話で持ち切りだった。
社長の自宅から、我が家まで車で数分だったし。

が、本映画は
「誘拐、身代金請求のテープに子供の声が使われた」であり、
その子供たちの葛藤の人生を主軸に置いている。

そして私が、「作者の善良さ」を感じるのは下記の二点。

犯人は「反社会派」「リベラル派」「反体制派」の一部としての面も描かれているが、通常の映画と違い、きっちり犯罪者として描かれ、犯人引き渡し条例の元確保対象になる(逃げられたが)

子供たちが善人過ぎる。
「あの声は、僕の声」のネタを新▲や文◎に売るでも無く、
「あの時、そうするしかなかった」の新書版1800円とかで手記を出版するでもない。
自死を選ぶ程、悩み苦しみ。
最近まで事実を知らなかったテーラーの主人公も、ひたすら事実を追い求めて。

もう一人の主人公である記者も、矜持を死守する。

なんと。
「こっち側の人間は、ええ人ばっかし」な映画。

犯人が捕まるでもなく、
拉致られ声を録音された子供たちが豊かな人生を今後歩める確証もなく、

でも見終わった後に
「良かったね」
「報われた」
「これからの人生、安全に幸せに平和に」

と、静かな満足と感動が残る秀逸作品。骨太の社会派ドラマ。

評価平均点4.04は納得の数字。もう一度見ても良いな。

しかし・・あの坊やの録音の声、たどたどしくて棒読みで、
そこが、なまじのホラー映画よりも怖かった・・・

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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