ここから本文です

上映中

37セカンズ (2019)

37 SECONDS

監督
HIKARI
  • みたいムービー 236
  • みたログ 452

4.33 / 評価:387件

邦画の萌芽

  • shiokara_bomber さん
  • 2020年3月2日 21時14分
  • 閲覧数 589
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ダジャレを言いたい訳ではなく、こういう派手ではないけど重要な作品が着実に生まれて人目にちゃんと触れる機会が用意されるのがとても嬉しい。
今作などはNHKのテコ入れがあったからか、東京では新宿ピカデリーというメジャー劇場で毎日複数回の上映というメジャー作品と同等のスケジュールが組まれていたのはスバラシイ。

さて、作品はといえば。決して単に優しい視線だけではなく、どーしても目を背けがちな「障害を持った人たちの性」にもカメラを向けて、そこに対してちゃんと考えるキッカケを与えてくれる。
誰だって生物として、人として生まれた以上は当然「性」の問題はある筈。
色んな人がいれば、当たり前に色んな人それぞれに嗜好があり、特徴があり、性癖があり・・・そんな当たり前の事に気づかされる。

とは言え、そこだけが殊更大問題な訳ではなく、他にも考えること悩むこと、哀しいこと嬉しい事楽しい事・・・みんな同様、でもやっぱりそれも人それぞれ。
そんな当たり前の事をそれなりの重量質量を以て「ゴツン!」と観客に投げかけて来る。

勿論あくまで「映画」である。そこにはどーしたって作為やファンタジー性はある。
だから「作り物」「嘘くさい」としか受け止められないのであれば、そもそもそんな人にとって映画とは何なのか?よく判らない。
誰にでもファンタジーは必要ではないか?どんな生活を送る人にだってそれぞれ描く「こんな事あったらな」とファンタジーはあるでしょ?それが何故マイノリティ『だけ」には許されないのか?全然あっていいし、もっとあるべきだとも思う。
リアリズム、リアリティだけが映画ではない。ドキュメンタリーばかりが映画だなどと馬鹿な事を言う人はいない。

少なくとも今作は自分にとってとても可憐で、ズッシリと重く受け止められた、優しくもあり、悲しくもあり、大好きな作品のひとつでありました。

コロナ騒動の中で劇場に行ったので、マスクをして鑑賞したのですが、このマスクの下では涙と鼻水の大洪水でエライことになりました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • ファンタジー
  • ロマンチック
  • 勇敢
  • 切ない
  • かわいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ