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上映中

37セカンズ (2019)

37 SECONDS

監督
HIKARI
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  • みたログ 452

4.33 / 評価:387件

佳山明さんの演技が素晴らしい

  • ローラ さん
  • 3級
  • 2020年3月11日 22時00分
  • 閲覧数 649
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

この作品のようなデリケートな題材を映画のテーマとして扱うのは、かなり難しいことだったと思います。
しかし、HIKARI監督は大胆に、躊躇することなくこの難しい題材に挑みましたね。
監督の思い切った判断はもちろんですが、演技初挑戦という佳山明さんのみずみずしい演技があったから、作品として成功したのだと思います。

佳山明さん演じるユマちゃんは、第一印象はとてもチャーミングな女の子です。
おっとりして可愛い外見からはわからない、内に秘めた芯の強さ、自信、性に対する好奇心、自立心、決断力など、何の違和感もなく自然に演じていました。演技が初めてとは思えないくらいで、まるでドキュメンタリーを見ているようでした。
素晴らしい女優さんです。

彼女の決断や行動力を支える重要な役割を果たすのが渡辺真起子さん演じる風俗嬢です。
渡辺さんは名バイプレイヤーですが、さっぱりしていて人間的な魅力ある風俗嬢を素敵に演じていました。
彼女のおかげでユマちゃんが未知の世界へ一歩踏み出すことができたのですね。

実際に障がい者の性の問題を発信してきた熊篠慶彦さんが出演していましたね。「パーフェクト・レボリューション」で熊篠さんの存在を知っていましたが、本作への出演、良かったと思います。

佳山明さんの名演を支えたのが、ユマちゃんのお母さんを演じた神野三鈴さんでした。
少し過保護ながらも、母としてユマちゃんを思う気持ち、愛おしむ気持ちが伝わってきて、本当の母親のようでした。
長らく留守だったユマちゃんを久しぶりに迎えてのシーンは感動しました。

作品の後半は、ユマちゃんの大胆な決断で場面が大きく変わりますが、この展開は少し唐突な感じが否めませんでした。
作品の上映時間の関係で、ショートカットしたのかもしれませんけどね。
しかし、ユマちゃんがどんどん自分に自信が持てるようになり、自分の存在を肯定していく様子は、見ていて清々しい気持ちになりました。

脚本が良かったことはもちろん、実際に障がいを持つ佳山さんを主役に起用したことで、説得力のある作品になったと思いました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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