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37セカンズ
2020年2月7日公開

37セカンズ

37 SECONDS

PG121152020年2月7日公開

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4.0

一口寸評

監督は日本人女性。米国で学び本作が長編デビュー作という。 海外で多くの賞に輝きこの度凱旋した。 作風は好みではないが、映像、演出ともにバランス感覚がとても優れている、と思った。 主人公のユマを、脳性麻痺(出生直後に37秒間脳死状態だった、という設定がタイトルの由来)により実際に手足が不自由な佳山明が演じる。 母の介助がなければ風呂にも入れず車椅子で移動する彼女は、人気漫画家のゴーストライターだ。 独立しようと原稿を持ち込んだアダルト雑誌の女編集長に、性体験の重要さを諭される。 母子家庭の窮屈さから逃れ都会で冒険を繰り返しながら、ユマは母が隠していたある秘密に辿り着く。 佳山が全裸も辞さぬ熱演を披露。 物語後半の強引さに目をつぶれば、障碍者に対する距離感も程よく、ちょっぴり笑えて、同情とか憐みとは一切無縁の佳品であった。

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