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存在のない子供たち (2018)

CAPHARNAUM/CAPERNAUM

監督
ナディーン・ラバキー
  • みたいムービー 336
  • みたログ 511

4.31 / 評価:424件

傑作『判決』につづく傑作レバノン映画

  • pow***** さん
  • 2019年9月29日 19時23分
  • 閲覧数 952
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

レバノンのベイルートが舞台。この街を舞台にした2017年の『判決、ふたつの希望』も傑作だった。人種差別、貧困、不法滞在・就労の外国人、宗教対立等、この世の地獄が一斉に集まったかのような街だ。今回は貧困がテーマだが、貧困は、万引き、麻薬売買などの違法な商売、育児放棄、親が子供を売り払う、幼児性愛者の変態結婚までさまざまな地獄を連鎖させる。万引きは悪いことだが、なんだかしょうがないように思えてきてしまう。一方、エチオピアからベイルートに来た女性は貧困のため不法滞在、就労している。雑役夫を複数こなし、母国に仕送りしながら、私生児の赤ん坊を育てている。日々を生きるだけで精一杯な人たちの生活、圧倒的な地獄の生活を送る人たちの痛々しさが身にしみて伝わってくる。小さな子供がこんな思いをしながら生きるのをみるのは猛烈なインパクト。
むかし、『ロングウェイホーム』という映画で、親がいなくなった子供のきょうだいの兄が万引きした牛乳を水で薄めて、弟や妹に分け与えているシーンは拠り所のない子供たちの惨めさを衝撃的に映し出していたが、これも本当に惨めだった。

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