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見えない目撃者 (2019)

監督
森淳一
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  • みたログ 1,203

3.91 / 評価:1,040件

日本映画が韓国映画に追いつける可能性

  • 映画生活25年 さん
  • 2019年9月22日 3時34分
  • 閲覧数 1140
  • 役立ち度 11
    • 総合評価
    • ★★★★★

オリジナルは韓国映画「ブラインド」、同じ監督による中国リメイクを経て三度目の映像化となる本作、比較するために過去二作を見直した上で鑑賞した。
結果、本作が一番面白かった。

バカな首相と大統領のおかげで日韓関係は悪くなってしまったが、映画やドラマでは関係ないようで、韓国作品の日本リメイク(その逆も)活発なのは嬉しい。

ここで再三述べているが、韓国映画の実力は世界一と言っても過言ではないだろう。
その魅力の一つはスリラーでは容赦がないところ。
映画としては有り得ないような非情な展開を経ることがあるので、先が読めない。
日本映画では味わえない苦味や激辛な刺激が韓国映画にはある。

そんな非情展開(中国版では甘めになっていた)を持つオリジナル、日本版はどうなるか注目していたが、意外にもオリジナルを上回る衝撃だった。
リメイク作品でありながらオリジナルを大胆に改編、猟奇性に走りすぎた感もあるが、これが見事。

吉岡里帆の熱演にも驚いた。
対照的なキャラだがヒロインを務めた近作二作ではイマイチの感があり、ルックス頼りの人気先行女優かと思っていたが、そんなイメージも覆った。
メイクを控え目にしてルックス封印、難しい役だったが見事に突破したと言える。

ただ文句を言えば、終盤の刑事の行動が現実的でないところと、主人公の行動が無鉄砲過ぎるところ。
話を盛り上げるためなのだろうが、もう少し説得力が欲しかった。

とは言え、スリリングな展開、テンポ、意外性、どれも素晴らしかった。
特筆すべきはオリジナルにはなかった過去の事件について。
その事件を担当した元刑事が話を聞きに来た刑事にお茶を勧めるのだが、思えばこのシーンが製作陣が仕掛けた罠なのだろう。
これにやられた。
このシーンから先が読めなくなった。
リメイク作品で、しかも日本映画で先が読めない緊張感や緊迫感を味わえるとは思ってもいなかった。

今までの韓国映画のリメイク作品ではオリジナルを上回るものはなかったが、本作は見事にオリジナルを凌駕した。

日本映画が韓国映画に追いつける。

本作はその可能性を示す作品と言えるだろう。

いつかあの「チェイサー」の日本リメイクも見てみたい!

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