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火口のふたり (2019)

監督
荒井晴彦
  • みたいムービー 198
  • みたログ 676

3.16 / 評価:517件

なに、なに?全然わからん・・・???

  • ookina_haruko_chan さん
  • 2020年2月12日 15時12分
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

キネマ旬報授賞式を見に行きました。
で、作品のグランプリとして本作の上映が行われ、期待して観たところ・・・
え?え?
全く、ノレない!!
どこがいいのか、サッパリわからない・・・!!!
珍しく、途中で観るのをやめたくなりました。

組んず、ほぐれつ、ただただ元恋人同士が再燃して絡み合っているだけ・・・
そこに、意味もなく震災だの、噴火だの、離婚やら子宮筋腫やら、いろんな要素をてんこ盛りにしてるんだけど、それがちっとも全体の流れに乗っておらず、浮いているだけ・・・
台詞も、きょうだいのように育ったいとこ同士で、東京に出てから求め合い、別々の人生を歩んだ後に4年ぶりに再会した・・・という距離感も空気感も感じさせないまま、ただただ演劇風に台詞を口にするだけ。
えっ、これのどこが面白いの!??

田舎の一軒家に帰ってきたというのに、近所の目も何もなく、スーパーに買い物に行くのも、都会の誰も知らないところで、みたいに平気で過ごす。
無職とフリーターというのに、ずいぶんと豪勢な食事に、旅にまで行ってしまうって・・・
そこまで浮世離れした感じにするのなら、もっと求め合う「やむにやまれぬ」感が欲しいし、「ラスト・タンゴ・イン・パリ」か「ジュ・テーム…」ばりの官能性でもあれば違うと思うんだけど・・・

思えば、荒井晴彦といえば私の世代では、脚本家兼映画評論家っぽいイメージで、評価を受けた「遠雷」も「時代屋の女房」もちっともいい映画とは思えず、相性悪かったのかもしれません。
調べてみたら、「海を感じる時」の脚本も荒井氏?
これは・・・池松目当てでGYAO!で視聴してみたらあまりにもつまらなくて途中で中断したまま、配信期間が終わってしまった作品ではないかっ!!
ちなみに、私は基本的にどんなにつまらなくても映画は最後まで観る派です。
しかも、原作の世界はわりと好きだったのに・・・

寺島しのぶ主演の「やわらかい生活」はけっこう好きだったのになぁ・・・と思って、これまた寺島主演の「ヴァイブレータ」をGYAO!の配信で見てみたら、なかなかいい映画ではないか!!
こっちはちゃんと、雰囲気も、艶も、心に刺さる台詞まわしも存在している!!

映画は脚本が要、というのが持論ですが、やっぱり演出や映像さばきも大事なんだなぁ、と改めて思いました。
獣のように睦み合う野性や暴力が排除されるような映画の規制に対してNo!を訴えているのかもしれないけれど、やるならもっと芸術性を高めてほしい。
ベテランの域に達しているからこそ、です。
必然性があればエロでも暴力でも全然構わないのだけど、頭の中で考えただけの「こんな女いたらいいなぁ」的妄想に不特定多数を付き合わせないでほしい。
あまりにも面白くない映画は基本レビューを書かないのですが、これがキネ旬1位!?と、疑問に思ったので、思わず書いてしまいました。
「きみの鳥はうたえる」の柄本佑はすばらしかったし、これからの日本映画をしょって立つ一人だと思うので、がんばってほしいとは思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 絶望的
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