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上映中

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ (2020)

NO TIME TO DIE

監督
キャリー・ジョージ・フクナガ
  • みたいムービー 1,493
  • みたログ 3,915

4.05 / 評価:3166件

苦悩の果ての華々しいラスト。これもアリか

  • たまごボーロ さん
  • 2021年10月3日 18時47分
  • 閲覧数 524
  • 役立ち度 414
    • 総合評価
    • ★★★★★

十分に楽しかったのだけど、ボンドの人間的な弱さや後悔が強く印象に残り、見終わった後ちょっとシュンとしてしまった。なので鑑賞直後はあんまりテンションが上がらなかったが、そういえばダニエル・ボンドはイカついルックスに反して最初から悩み多きキャラクターではあった。悩み苦しみ戦い抜いた彼の束の間の幸せを思えば、あの華々しくさえあるラストはグッとくる。散々過去を悔いた彼だが、あの瞬間は「我が人生に悔いなし」だったのかなと思う。時間をおいてじわじわ「ああこれもアリなのかも」という気になった。思えば登場からもう15年間。ダニエル・ボンドにありがとうと伝えたい。

しかし話運びにはいまいち納得感がない。ボンドはじめMI6もCIAもスペクターもマドレーヌもそして今回の悪役サフィンも、「なぜこのタイミングでこの行動をとるのか?」という謎展開が多すぎる(だいたいサフィンは最終的に何をしたかったんだろう)。「007」なので、細かいことよりも格好よければ満足っちゃ満足なのだけど、ちょっといろいろ雑すぎるように感じた。
話の筋とは直接関係ないものの、敵に追われるマドレーヌが取るものもとりあえず娘を連れて逃げるその時に、服はカジュアルなのになぜわざわざヒール靴?というのも地味に気になってしまった。
新007がボンドに「あなたが007に返り咲くべきよ」とナンバーを返すくだりもいいシーンのはずなのに、唐突なのであんまりピンとこない。

ラミ・マレック演じるサフィンの「間違ったジャポニズム趣味」は2021年現在のポリコレ的にちょっと珍しい気がした。「悪役に東洋的な味付けをしてさらに東洋人じゃない俳優に演じさせる」パターンは昔の王道だけど、現代だと微妙な設定ではないだろうか。ただ、監督が日系人とのことで抑制がきいており、ラミだけに同じく日本贔屓だったフレディを思い出したりして、個人的には嫌な感じはしなかったが。

ダニエル・ボンドでは「スカイフォール」が最高に美しくて格好良かったと思っており、それと比べるとちょっと優雅さや格調高さに欠ける。でもアクションシーンはバラエティに富んでいて楽しかったし、ボンドはやっぱりかっこいい。そしてマネーペニーやQたちおなじみキャラもいい。Qが相変わらずとっても可愛い。
次シリーズも何だかんだ言ってとても楽しみにしている。

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