あらすじ・解説
マイホームを持ちたいと考えている父のリッキーは、フランチャイズの宅配ドライバーとして独立する。母のアビーは、介護士として働いていた。夫婦は家族の幸せのために働く一方で子供たちと一緒に居る時間は少なくなり、高校生のセブと小学生のライザ・ジェーンはさみしさを募らせていた。ある日、リッキーが事件に巻き込まれる。
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作品レビュー(107件)
- tat********
4.0点
家族のために懸命に働く夫婦、それが家族を崩壊させるジレンマを描く
とある一家のロードストーリー。 順調だった生活が会社倒産を機に、家族が崩壊してゆく。夫は宅配、妻は介護。労働条件は最悪。会社が社員を守ってくれない。二人の子ども。兄は反抗期で事を起こす。妹は家族間の争いに心を痛める。子供たちは昔の生活、いつもそばに父母がそばにいる生活を望む。そんな中、夫が暴漢に襲われる。これをキッカケに家族が一つになろうとするが・・・ 日本では信じられない労働条件の悪さ。日本で良かったとつくづく感じさせてくれる。 父として息子に対する想いは痛いほど良く分かる。 ーー 2022/04/24 8
- スカルダ
2.0点
この手のリアルで現実的なストーリーは嫌いではないがやっぱり最後は救われないと胸が熱くなる事もないと思います、ノンフィクションのドキュメンタリー映画じゃないだから夢のある終わり方にしてほしかった。
- fg9********
4.0点
…自粛生活中にWOWOWで映画三昧の日々を過ごし、レビューが一杯溜まってしまったので、ザックリと一口寸評にする。 ケン・ローチ監督の名前が見えたので観てみる。 イギリスのニューカッスルで暮らすターナー一家の4人。 マイホーム購入の夢を叶えようと、父親のリッキーは、個人事業主として独立し、フランチャイズの宅配ドライバーの仕事を始める。 妻のアビーはパートタイムの介護福祉士として働いていたが、何かと時間外労働を強いられていた。 2人ともに家を空ける時間が長くなり、思春期を迎えた子ども2人との接触の機会も減って、夫婦や親子の間は次第にバラバラになっていく。 家族のために懸命に働いている筈が、逆に家族を引き裂くことになるのは一体なぜ?という監督の真骨頂の流れだ。 リッキーはノルマでがんじがらめになり、アビーは、自宅では敢えて良妻賢母を務めるので、訪問先の認知症の老婆の髪を梳きながら、ハラハラと流す涙が哀れさを誘う。 働けども働けども、真綿で首を絞められる状態に陥っていくのだ。 そんな親の労苦を知らいでか、高校生の息子が悪さをする。 ただ、かまってほしいだけなのだ。 そんな彼らに輝かしい明日は訪れるのか?といった内容だ。 社会システムの歪さを痛切に抉り出したものの、結末に光の兆しは射してこない。 リッキーは負の連鎖のドツボにハマって逃れられず仕舞いだ。 ただ、アビーは、人の弱さを知り尽くしているので、倹しくとも細やかな家庭を築いてくれる予感がするのだが……勝手な思い過ごしかな?? なお、主役の家族を演じたのは、みなオーディションで選ばれた無名の人ばかりだそうだ。 非常に切なくも辛い見応えのある良作で、4.2点といったところかな。 (メモ 総レビュー数:4064件、2021年度169作品目)
- MOON
4.0点
希望も何もない。 ただ見えるのは現実。 逃げることもできない。 どこの国でもある話。 コロナ禍で思うことは、いつ誰がこのような立場になるかわからないということ。 日本も貧富の差がどんどん広がる気がする。 政治家たちは何をしてくれるのか…笑うしかない。
- Zaji815
4.0点
ネタバレ警笛は鳴らされた
このレビューにはネタバレが含まれています。
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