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家族を想うとき (2019)

SORRY WE MISSED YOU

監督
ケン・ローチ
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3.94 / 評価:478件

勝手な思い過ごしかな??

  • fg9******** さん
  • 2021年8月6日 15時05分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

…自粛生活中にWOWOWで映画三昧の日々を過ごし、レビューが一杯溜まってしまったので、ザックリと一口寸評にする。
 ケン・ローチ監督の名前が見えたので観てみる。
 イギリスのニューカッスルで暮らすターナー一家の4人。
 マイホーム購入の夢を叶えようと、父親のリッキーは、個人事業主として独立し、フランチャイズの宅配ドライバーの仕事を始める。
 妻のアビーはパートタイムの介護福祉士として働いていたが、何かと時間外労働を強いられていた。
 2人ともに家を空ける時間が長くなり、思春期を迎えた子ども2人との接触の機会も減って、夫婦や親子の間は次第にバラバラになっていく。
 家族のために懸命に働いている筈が、逆に家族を引き裂くことになるのは一体なぜ?という監督の真骨頂の流れだ。
 リッキーはノルマでがんじがらめになり、アビーは、自宅では敢えて良妻賢母を務めるので、訪問先の認知症の老婆の髪を梳きながら、ハラハラと流す涙が哀れさを誘う。
 働けども働けども、真綿で首を絞められる状態に陥っていくのだ。
 そんな親の労苦を知らいでか、高校生の息子が悪さをする。
 ただ、かまってほしいだけなのだ。
 そんな彼らに輝かしい明日は訪れるのか?といった内容だ。
 社会システムの歪さを痛切に抉り出したものの、結末に光の兆しは射してこない。
 リッキーは負の連鎖のドツボにハマって逃れられず仕舞いだ。
 ただ、アビーは、人の弱さを知り尽くしているので、倹しくとも細やかな家庭を築いてくれる予感がするのだが……勝手な思い過ごしかな??
 なお、主役の家族を演じたのは、みなオーディションで選ばれた無名の人ばかりだそうだ。
 非常に切なくも辛い見応えのある良作で、4.2点といったところかな。

 (メモ 総レビュー数:4064件、2021年度169作品目)

詳細評価

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演出
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イメージワード

  • 知的
  • 絶望的
  • 切ない
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