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太陽は動かない (2020)

監督
羽住英一郎
  • みたいムービー 303
  • みたログ 1,044

3.31 / 評価:842件

引き出しが少ない監督・脚本家が欲張り過ぎ

  • dadadasteady さん
  • 2021年10月2日 11時43分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

原作があることすら知りませんでした。
まず、この「定期連絡を怠れば埋め込まれたチップが爆発する」
という設定自体がかなりチープというか絵空事というか、
『わざわざそんなことする意味ある?』とツッコミたくなる。
この少年誌みたいな設定から、漫画原作?と思う程だったが、
原作は小説なんですね。

そこには目を瞑るとして…、とんでもなくヤバい組織の
ヤバい仕事に携わる藤原竜也と竹内涼真の活躍が観れるのかな?
と思っていた訳です。
が、結論…何なんこれ???

■監督について
まず、観ていて何かMOZUに似てるな…と思う場面が
非常に多いので後で調べたら同じ監督だったんですね。納得。
MOZUの劇場版やドラマで観たことあるものばかり。
海外の場面、アクション、やたら血だらけになる男達、
屋上や雨の場面、あとムササビみたいな飛行グッズ、
横田栄司の役どころ(MOZUでいう吉田鋼太郎)…等々。
引き出しが少ないのか、好みが偏り過ぎているのか…
まぁ観たことある場面が続く続く、且つMOZUですら洋画から
数多く拝借してるものが目立ったので、薄めたものを二回
見せられてるようでどうも退屈だった。

それはまぁギリ置いておいて本作単体の話でいうと。

■物語構成・主旨
土台はチップの件含め「組織の活動」をメインで扱う訳でしょ?
金かけてアクションや爆発をふんだんに盛り込んでるわりに、
何で鷹野(藤原竜也)の生い立ちを同時並行で観なきゃならん?

ミッションインポッシブルでイーサンハントの幼少期を
同時並行で見せられるようなもんで、そんなんいらないでしょ?
今の活躍だけで良いし、やることいっぱいあるはず。
急に高校生時代の話始まって本当に退屈だったし、且つ長い。

しかも、別にその時のエピソードが本編に活きるのって
最後だけだし、観てる側は
「こんだけ長々やるんならどうせ誰か絡んでくるんでしょ」
ってバレバレ。(とはいえ姿一切現さないけど)
詩織がハンヒョジュだって予想してた人もいるかもね。

こういうのは大ヒットして続編作れて3~4作目に
やったらいい話だよ。

■臭い演出が多すぎる。
そこでそれいる?な場面多いし、もう逃げ出したくなる程
恥ずかしい演出が多すぎる。
オムライスの件とか(わざわざ台詞で☆から食うとか言うな)
キムのいちいちキザな台詞や仕草とか、
AYAKOの散々こすられてきた女スパイあるあるな言動全般とか
特に後半観てて恥ずかしい場面多すぎた。

あと、これは持論ですが邦画において
子役に不自然な台詞言わせるのと、外人にカタコトの日本語
喋らせるのは本当辞めた方がいい。一気に臭くなるから。

■その他ツッコミたくて鑑賞中ウズウズしたところ
(数えきれないけど覚えてる範囲で)
○逃げてきた山下の部屋に普通に戻って大丈夫なん?
○パーティってそんなさらっと参加出来るん?
○そらいきなりヘリで飛び回ってたら狙われるやろ…
○とはいえ不審やからっていきなりミサイルで撃ち落とさんでも…
○宅配されてきた鷹野、帰り普通に歩いて帰ってくやん…
○田岡がどっか閉じ込められてるの…夢オチ!?
○教授の娘誘拐されることぐらい予想出来んか…?真っ先に警護せえよ
○河上が風間の居場所分かるの何で?雑すぎひん?
○田岡がしれっと船まで潜入出来る件…敵もアホ揃いなん?
○子供を病死したことにして…って、遺体はどうするん!?
○最後の見せ場、特に無いん!?散々いろいろやっといて…
○ダラダラ見せられた回想がようやく繋がる場面、
 なんであんなやかましいヘリで言わせた?(しかもカタコト)
○鷹野と河上が喋ってて、偶然そこに大人になった詩織がいる。
 そこどこやねん!?
_______________

いや、多分自分が見落としてたり理解出来てないところも
あると思う。
が、もう前半で完全にスイッチがオフになってしまって、
(回想始まったあたりから)全然入ってこなかった。
冒頭のアクションシーンまでは良かったのに…

いろんな作品を観て着想を得て、でもオリジナリティを
出す引き出しやセンスが無い監督や脚本家が欲張り過ぎた
ような、そんな印象を受ける邦画でした。

詳細評価

物語
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