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ブルーノート・レコード ジャズを超えて (2018)

BLUE NOTE RECORDS: BEYOND THE NOTES

監督
ソフィー・フーバー
  • みたいムービー 53
  • みたログ 34

3.96 / 評価:24件

ブルーノートレーベルの歴史を追う映像

  • ローラ さん
  • 3級
  • 2019年9月18日 10時57分
  • 閲覧数 613
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

この作品はジャズの名門レーベル、ブルーノートの歴史を、発足当時から現在のレーベルの関係者のインタビューを挟みながら順を追って説明した映像です。

音楽映画にハズレはほぼない、というのが持論なんですが、この映像、音楽作品としてはちょっと微妙なところもありました。
というのは、この映像はブルーノートレーベルの歴史、としての映像であって、このレーベルの音楽的な変遷を受け入れるかどうかは観る側次第、というところが大きいからです。

アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフの2人がユダヤ人迫害を逃れてアメリカに移住し、好きなジャズを聴きたいという純粋な欲求からミュージシャンの側に立って音楽制作に取り組んだ成果が、黄金期のブルーノートレコードとなるのです。

セロニアス・モンクや、バド・パウエル、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズなど、黄金期のブルーノートから名作を出してきたミュージシャンたちの貴重なアーカイヴ映像は、お宝映像が満載で、感激でした。

自分たちが聴きたい音楽をリリースするだけではセールスに結びつかず、売れるものを要求されるようになったことで、ライオンとウルフはレーベルの休止に追い込まれました。
その後、EMI傘下でレーベルは新生ブルーノートとして再出発することになります。
この後の歩みは、ジャズ好きには賛否両論あると思います。
ブルーノートファンの中にはなかなか受け入れ難い部分もあるかもしれません。

ここから先のレーベルの歩みは、私自身、それまでとは別物として捉えたい気持ちです。

今でも精力的に演奏活動をしているハービー・ハンコックとウェイン・ショーターと現在のブルーノートレーベルを支えるミュージシャンたちのセッション映像もありました。
黄金期のブルーノートから作品を出していたレジェンド、ハービーとウェインと、レーベルの今を代表するロバート・グラスパーなどのミュージシャン達とのセッションが、レーベルの変わらない核の部分を端的に表しているように思いました。

しかし、1980年代以降、ヒップ・ホップが、往年のジャズの果たしてきた社会的役割、若い世代の反骨精神を受け継いできたといった部分は、別にブルーノートレーベルでなくても良かったんじゃない?と思ったりもします。

詳細評価

物語
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音楽

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