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アス (2019)

US

監督
ジョーダン・ピール
  • みたいムービー 227
  • みたログ 408

3.40 / 評価:335件

再確認したいところが多いが寝てしまいそう

  • dr.hawk さん
  • 2019年9月10日 23時01分
  • 閲覧数 1299
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

2019.9.7 字幕 MOVIX京都


2019年のアメリカ映画
ドッペルゲンガーに襲われる家族を描いたホラー映画
監督&脚本はジョーダン・ピール


物語の舞台は1986年のカリフォルニア州サンタクルーズ

主人公アデレード・ウィルソン(ルピタ・ニョンゴ、幼少期:マディソン・カーリー、少女期:アシュレイ・マッコリー)は、両親とともに遊園地を訪れていた

ビーチの1角にあるミラーハウスに迷い込んだアデレードは、そこで自分そっくりの少女と出会う

だがそのショックから彼女は失語症になってしまった


時を経た30年後、アデレードは失語症を克服し、夫ゲイヴ(ウィンストン・デューク)との間に、娘ゾーラ(シャハディ・ライト=ジョセフ)、息子ジェイソン(エヴァン・アレックス)を授かっていた

幸せな時を過ごすアデレードだったが、家族がサンタクルーズの別荘に行きたいと言い出してから事態は一変する


物語はサンタクルーズのビーチハウスにて、不審な4人組が彼らの前に現れるところから動き出す

警告を無視して屋内に侵入した4人を見て言葉を失うアデレードたち

それは彼らが自分たちにそっくりなドッペルゲンガーだったからである

アデレードのドッペルゲンガーであるレッドはしゃがれた声で言う「私たちはアメリカ人だ」と


物語の後半でドッペルゲンガーたちは「アメリカ政府が秘密裏に行なっていたドローン人間計画の産物」であることが判明する

魂を複製できなかったためにシェアしたとされ、ジェイソンとプルートの動きの連動の理由はその設定にあるとされている


ドッペルゲンガーたちは自由意志を有するのかわからないが、地上でオリジナルが生殖を行うと、同じように繁殖が起こる

後半ではオリジナルと連動するドッペルゲンガーの合間を縫ってアデレードがジェイソンを探すシーンがある

ドッペルゲンガーの世界に変革をもたらしたのは、入れ替わったアデレード(レッド)であることが突きつけられるので、幼少期のアデレードのドッペルゲンガーには「自由意志」があることがわかる

だがその動機が地上への憧れなのかどうかは描かれない


入れ替わりによってレッドとなったアデレードは、その記憶を有する存在であり、明確な意思をもって地上に出てくる

不可解なのは地上に出たレッド(アデレード)は、ラストシーンまで自身の記憶を封印したままであったことである

劇中では本能的にアクティヴに動き回り、容赦なくドッペルゲンガー(同胞)を殺していくのだが、彼女が何故記憶を封印したのかは不明瞭であった

ゆえにラストシークエンスのアデレードの表情が何を意味するのかよくわからない

考えられるのは「自身がドッペルゲンガーであることを思い出し、同胞を殺したこと」に対する認知となるのだが、それによって彼女に訪れた感情が「後悔」にまでは至っているのかはわからない

ただ単純に自分自身を取り戻し、行動を理解したまでであろうか

そしてそんな母を見て、ジェイソンはマスクを深く被る

思えばドッペルゲンガーの正体と特性を最初に気づいたのは彼だった

ひょっとしたら母の正体に気づいたのかも知れないが、彼自身がドッペルゲンガーから産まれ育っているので、その押し殺した感情の正体もよくわからないのである


いずれにせよ、クローン人間でしたまでのくだりは面白く、ドッペルゲンガーの特性を利用してジェイソンがプルートを倒すまでは良かったと思う

クローン人間であることをバラしていくシーンはほとんどレッドの独白であり、その独白は「クローン世界に放り込まれてしまったオリジナル」だからこそ味わう経験であり、言うなればレッドに対する個人的な恨みである

それでもオリジナルの行動に束縛されるはずのドッペルゲンガーが何故地上で自由意志を有し地下に潜ったオリジナルの影響を受けずに夫を選んだのだろうか

そのあたりの説明は一切なく、レッドは自由意志を持ったままアデレードの思うがままに行動を制限されたと解釈してもいいのだろうか

それとも地上に出ると「自由」になれて、地下にいるとオリジナルに束縛されるのだろうか

もっともそこからの解放ということであれば、クローン人間の設定の不条理さを知っていたレッドが反旗を翻したと思われるのだが、レッドがオリジナルのゲイヴたちを殺しにかかる理由はわからない

レッドがアデレードだけを殺す理由は明白であるが、アブラハム他を連れてくる理由も、彼らにオリジナルを殺させる理由がわからない

レッドが自分自身をオリジナルだと認識せずにドッペルゲンガーとして育ち、その記憶もないというのならわかるのだが、そうなると地上に出てくる明確な動機がなくなってしまわないだろうか

色々と設定が混戦しすぎていて、一度の鑑賞だけでは理解しきれなかったのは情けない限りである

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ファンタジー
  • パニック
  • 恐怖
  • 絶望的
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