あらすじ・解説
かつて映画スターとして一時代を築くも、今は落ちぶれたヴィック・エドワーズ(バート・レイノルズ)に、ある映画祭から功労賞受賞の招待状が届く。ヴィックは、歴代受賞者がクリント・イーストウッドらと聞いて参加するが、映画オタクの若者による自主上映会のような映画祭と知り腹を立てる。だが会場は故郷のノックスビルの近くで、彼の胸に懐かしい思い出が去来する。
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予告編・動画
作品レビュー(36件)
- drm********
4.0点
2021年312本目 この前に『青の炎』を観たので。 往年の大スターの晩年。 というとそんな感じですよねって具合で前半は進んでいく。 後半もある程度予定調和ではあるものの、何が強いって、やはりバートレイノルズさんと重ねてしまう仕掛けの勝利でしかない。 懐かしの二枚目を見ると、悲哀が一段と増してくる。 最後の言葉は人生と重なるようで感動だった。 ドキュメンタリーとしても非常に良くできた作品。
- jef********
4.0点
俳優人生の幕引きをこんな形で残せたのはご本人も本望であったと思う。 全盛期の彼を知っているジジイ世代の方々には沁みる作品だと思います。
- kat********
4.0点
バート・レイノルズと言えばアメリカのセックスシンボルだった口ヒゲの似合うイケメン俳優。 この人の映画良く観たなぁ~ なんて思ってたらその往年の活躍を題材とした作品でした。 着眼点が面白かったので星4つ行きます。 バート・レイノルズを知るオトナ(年配?)な方、ど~ぞ~
- shinnshinn
5.0点
2018年、心臓発作のため鬼籍に入られた、往年のハリウッドスター・バート・レイノルズの為の企画であり、遺作でもあります。 主演俳優バート・レイノルズの最盛期をリアルタイムで知らない方が見ても面白いのかどうなのか・・・ハナハダ疑問です。つまり、バート・レイノルズに、ある種の思い入れがない方が見ても感動の1本になり得る<傑作>なのかどうなのか・・・?正直、疑問はありますが、僕には充分以上の作品でした。 自分は主演のバート・レイノルズの黄金期、つまり「ロンゲスト・ヤード」(74)、「トランザム7000」(77)、「グレートスタントマン」(78)、「キャノンボール」(81)あたりをリアルタイムで観て来たので、ファーストシーンの若くて元気だった頃のバート・レイノルズのテレビ番組の映像から、現在のバート・レイノルズの顔のアップに切り替わると「バート・レイノルズ、オジイちゃんになったなぁ・・」という、ある種の感慨にとらわれる。それは、時間という残酷なファクターと共に、本企画のベテランハリウッド俳優に対する敬意というか、優しいまなざしとでも言うものがないまぜになった不思議な感情です。 かつては、胸毛マッチョで濃いめのエキゾチックでワイルドな面立ちが女性にアピールして、ハリウッドの<セックスシンボル>とまで言われた男(今は女の子みたいな優しい面立ちの男が流行みたいだが・・・)。アクション映画では数々の主演を張り、ハリウッドのマネー・メイキング・スターの常連だった主人公の老俳優ヴィック・エドワーズは、明らかに俳優バート・レイノルズの分身です。若い頃に一世を風靡したハリウッド俳優が、体も衰え、老いさらばえた晩年を、つとめて明るく、ユーモアたっぷりに描いた哀愁の作品で、これはバート・レイノルズに捧げた粋な企画だったと思う。ヘンリー・フォンダの「黄昏」(81)やリリアン・ギッシュの「八月の鯨」(87)など、時としてハリウッドは往年の大スターを引っ張り出して、映画ファンに懐の深いところを見せてくれます。これはアメリカらしい粋な計らいだ(残念ながら、邦画界にはそんな余裕はないのだ)。昔の俳優を招聘して、監督単位で、それをやっていたのは黒澤明であり、伊丹十三です(本当に映画が好きなんだろうなぁと)。 お話は、いろいろあった老俳優の人生に対する<後悔や懺悔>を絡めた、ロードムーヴィーであり、それがバート・レイノルズご自身の人生とオーヴァーラップします。アクション俳優であったという劣等感も正直に吐露していて、確かにアカデミー賞とは遠いところでの仕事をしていましたが「それがなんだって言うんだ!あなたはあんなに劇場を沸かせていたじゃないか!」。ちなみに人生で一度だけアカデミー助演男優賞にノミネートされた「ブギーナイツ」(97)のブルーフィルム斜陽期のポルノ監督役は素晴らしかった。決してダイコンなんかじゃない事を見事に証明していました。 主人公の女好きで、酒好きで、反体制で、破天荒な性格は、昔のレイノルズのキャラクターそのもので、レイノルズファンはきっと喜んだと思います。オジイさんでもカクシャクとしていてカッコイイ。 親友役のチェビー・チェイス(一時代を築いたアメリカのコメディアン・俳優)も久しぶりで懐かしい。吹き替え版のバート・レイノルズのアテレコの方が、バート・レイノルズの声をあてていた田中信夫さん(18年没)のイメージを崩さなかった事へ謝意を伝えたいと思います。「ロンゲスト・ヤード」(74)を劇場で鑑賞した中学生の僕は、感動でエンドロールが終わっても、しばらく席を立てませんでした、流石ロバート・アルドリッチ(今でも、アメリカンフットボールのルールはよく分からないのだが・笑)。 バート・レイノルズの笑顔で終わる、エンディングには清涼感があり救われます。
- lun
4.0点
落ちぶれた映画スターと跳ねっ返り小娘の、 予定調和ばりばりのロードムービー こうなるだろうなあという予想のままに展開してオチまで行く ただ丁寧に描写する脚本が優れているので、観ていて嫌な感じはない 最後までふわっとした空気に包まれて、不思議な満足感がある 悪くない映画 個人的にはホテルのマネジャーのシーンが良かった こうした本筋とあんまり関係ない部分が心に残るのは、良映画の特徴 デートで観たらいいんじゃないかな
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