ここから本文です

上映中

ブラインドスポッティング (2018)

BLINDSPOTTING

監督
カルロス・ロペス・エストラーダ
  • みたいムービー 108
  • みたログ 111

4.02 / 評価:81件

ハッピーエンドだろうか?

  • Komatsuya さん
  • 2019年9月24日 19時10分
  • 閲覧数 402
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

これはきっと凄い映画だ。でも、それをうまく説明する語彙力や知識が自分には無い。

作品内でコリンが、ある人物に銃を向けながら言うように、きっと人には「その立場になってみないとわからないこと」がたくさんある。同じくこの映画自体にも、自分には正確に理解できていない要素で溢れているのだろう。

オークランド在住の黒人のコリンと白人のマイルズ。幼馴染みで「親友」のはずだったが、常に行動をともにし、同じ仕事をして、同じものを見ていても、実は、同じ想いを共有することはできていなかったことが明らかになっていく。

マイルズは黒人と結婚し、コリンを親友と言っているが、心の底では彼らに対して何か優越感を持っているのかもしれない。でも一方では、新興産業に従事する新感覚の住民によって変わりゆく町から取り残されていく自分に苛立っている。

コリンは、保護観察期間中の自分が常に緊張を強いられる生活をしていることを理解してくれないマイルズに、オークランドにおける黒人の立場を重ね合わせながら、怒りをため込んでいく。「どうせラップじゃないと黒人の言葉になんかお前ら耳を傾けないだろう」というコリンの悲痛な叫びがスタイリッシュに突き刺ささってくる。

引っ越し屋をコンビで続けている二人だからこそ、街の変化や空気を直接的、肉体的に実感しながら互いの考えの違いに否が応でも向き合うことになる。この職業設定は素晴らしいアイディアだ。

映画はハッピーエンドのようにも見えるが、果たしてどうだろう。この二人、コリンの元カノのヴァルが進言するように距離をおいた方がいいのではないか。でも、それはきっとできなくて、この調子で腐れ縁が続いていくのだろう。そして、それは、オークランドだけでなく、全世界に「歪み」がこれからも続いていくであろうことを暗示してもいるようだ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 勇敢
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ