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音楽 (2019)

ON-GAKU: OUR SOUND

監督
岩井澤健治
  • みたいムービー 89
  • みたログ 151

4.15 / 評価:108件

これからはミュージシャンと呼びなさい…

  • bakeneko さん
  • 2020年2月25日 20時41分
  • 閲覧数 784
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

漫画だけに留まらず現在は映画俳優としても活躍している 大橋裕之が2009年に『音楽と漫画』に発表した作品『音楽』を元に、
晩年の石井輝男監督に師事した実写映画の現場から始まってアニメーション制作に進出した岩井澤 健治が、脚色、絵コンテ、作画…と八面六臂の奮闘で7年の歳月を掛けて創り上げたアニメーションで、簡素な線で描かれたキャラクター達の先の読めないオフビートな行動が、ジム・ジャームッシュの映画の様な規格外の笑いを生み出してゆきます。

落ちこぼれ高校の不良3人組のリーダー:研二がある日思い立ってバンド活動を始めると宣言し、仲間の太田、朝倉もそれに追従することになる。楽器の演奏も初めてで音楽にも無縁だった彼らだが、音を出す愉しさに魅入られてしまい、また彼らの出す天衣無縫の音は不思議な魅力があって…というお話ですが、「スウイングガールズ」の様な王道展開=音楽の良さに目覚めた主人公が猛練習によって上達し発表会で栄冠を勝ち取る―を予想すると背負い投げを食らわされる人を喰った作品で、
主人公たちは最初に演奏したレベルから一ミリも上達しませんし、音楽へのパッションも長続きしません…
また、主人公のライバル高校の不良たちとの決着も衝突には至りませんし、ヒロインがヴォーカルを務める予定もいつの間にかなくなってしまうなど、終始観客の予想を脱力方向に躱してゆくーオフビートな演出が、音楽&スポーツの熱血覚醒もののパターンの暑苦しさをさらりとかわして不思議な浮遊感覚を現出させています。
その一方で、彼らと意気投合するフォークソングクループの曲の叙情性やクライマックスの演奏シーンでは音楽の根源的な魅力も素直に謳い上げているという―しっかり聴かせる作品でもありますので、落書きの様な簡素な絵だと敬遠しないで音響の良い映画館での鑑賞をお勧めいたします!

ねたばれ?
で、亜矢ちゃんは何故毎日早く帰って行ったの?(別に練習に参加したわけでもないのに…)

詳細評価

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音楽

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