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ジョアン・ジルベルトを探して
2019年8月24日公開

ジョアン・ジルベルトを探して

WHERE ARE YOU, JOaO GILBERTO?

1112019年8月24日公開

ra_********

1.0

ネタバレ壮大なストーカー物語

もうすこし教科書的なジョアン・ジルベルト総覧も期待していたので、極端にオバララ推しだし、不満足感が残った。まあ私の事前リサーチが不十分だったことは否めないですけど。 他のレビューにもあるとおり、これは「ジルベルトを探したマークを追いかけて」の物語。監督がどうしてジョアンに惹かれたのか、その説明はほとんどなく、むしろ同胞のマークが志半ばで果てたことへの強いコミットメントが、ここまで面倒な旅をさせている(ただなぜここまでマークに共感したのかも謎)。 見終わったあと、これが日本だったら「原節子を探して」だなと思ってしまった。世間から距離を置いている往年のスターに、ただ好きという気持ちだけで近づこうとする。近親者や関係者や地元を歩き回って、もしかしたら遭遇できるかもしれないホテルやカフェに入る。普通に考えたらただのストーカーですよね…。ただそれを鷹揚に迎えてくれるのがブラジルの穏やかさ(?)、なのか。 意地悪な見方をすれば、ここまで時間と取材費かけたら、映画にして公開しないとねぇ、ということか。ただ執拗な取材をして地味な本に残した先行者と、原作を元にきっちり映画化して日本公開までした後者の、世渡り能力の差は歴然としている。 そのうえで ・ドイツ語が好きじゃないとつらい。 ・カメラが常に手持ちなので映像が揺れて酔う(スクリーンではなくテレビサイズのほうがよかったのでは)。 ・マネージャーいい人。というかマネージャーが機能しているなら、コンサート会場で出待ちするといった別のアプローチも取れたのでは? ・ホテルのドア越しの演奏…声若いよね?というかここはマネージャーが芝居に協力したのかしら?部屋のなかでレコードかけてくれたのかしら?冒頭のアパート内廊下の映像はただのイメージ画像? いろんな意味でマニアックすぎました。

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